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『ローマの休日』通信

8月24日(月)

 歌稽古。並行して音響デザイナーの山本浩一さんと音響周りの確認と打ち合わせ。

 今回の『ローマの休日』は、現時点ではオーケストラピットを使用する予定である。大島ミチルさんが新たなオーケストレーションで全曲のスコアを書いてくださったので(まだ書いている途中かも?)、オーケストラで聞くのが楽しみ!

 (「全ての道はローマに通ず」第3回)
 しかし、当時の東宝内には「遠くない将来、大劇場ではミュージカルが主流になる」という見通しが既にあったと思われる。

 『レ・ミゼラブル』の帝劇での上演は1987年に始まっていたし、『ミス・サイゴン』も1992年にレパートリーに加わっていた。宮本亜門さんや小池修一郎さんといった新世代の演出家も(30代で!)招かれていた。

 『ローマの休日』をオリジナル・ミュージカルとして製作するという判断も、その流れの中にあったに違いない。
 (第4回につづく)

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