『ローマの休日』通信
8月17日(月)
ミュージカル『ローマの休日』の稽古が始まった。
ミュージカル『ローマの休日』は1953年に製作された同名のアメリカ映画を原作としている。
映画版の主演は当時のハリウッドを代表する二枚目スターのグレゴリー・ペックと、まだ新人であったオードリー・ヘップバーン。オードリーはこの役でアカデミー主演女優賞を獲得した。監督はアカデミー監督賞に3度輝く名匠ウィリアム・ワイラーで、日本ではその年に公開された外国映画の配給収入で1位になっている。
映画版の『ローマの休日』は製作国のアメリカでも映画史にその名を刻んでいる。1999年には国立フィルム保存委員会により「国立フィルム登録簿」に登録すべき価値のある作品の1本に選ばれた。
日本でもその人気は高く、「午前10時の映画祭」などのクラッシック映画の劇場再公開にも何度となく登場した。テレビの洋画劇場でも繰り返し放送され、私も「城達也さんと池田昌子さん(と広川太一郎さん)による日本語吹き替え版」で初めてこの映画に接した。
ミュージカル版の『ローマの休日』は1998年の10月1日に東京/青山劇場で初演(ワールド・プレミア)の幕を開けた。その後、大阪、名古屋、福岡と巡演し、2000年の3月に東京/帝国劇場に凱旋した。
今回の公演はそれ以来、20年ぶりの再演である。初日は10月4日(日)。それまでのひと月半、どうぞよろしくお付き合いください。
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