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『シスター・アクト』通信

11月7日(木)

 オケ付き通し1回目。

 アラン・メンケンさんの楽曲はピアノ1台だけで演奏されても雄弁で胸を打つ。だが『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の場合は、やはりオーケストラで聞くとずば抜けて格好いい。
 ピアノ1台からオーケストラになって増えた情報量が(音数が)、増えた分だけ聞く者に迫ってくる。キャストにも我々スタッフにも沢山のことを示唆してくれるのである。“よくできたミュージカル”の音楽とはそう言うものだと思う。

 通し稽古はとても順調な仕上がりで、私も安心して演出家席に座っていることができた。が「もう言うことは何もない」わけではないので、終了後は全体でノート。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の指揮はお馴染みの塩田明弘さんである。この作品のことを語る時に塩田さんの名前を外すことはできない。なぜできないのか……は、どうぞ劇場で。

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