『TDV』通信
10月16日(水)
立ち稽古。2幕5場~8場。
クロロック伯爵の城の「図書室」「浴室」「図書室」「浴室」が連続するシークェンスである。いつもは大人数の稽古場も、このシークェンスを稽古する時には極めて少人数になる。舞台上には最大でも3人しか登場しないからである。
ミュージカル・ナンバーはプロフェッサーの「本だ!」があり、アルフレートの「サラへ」があり、さらにアルフレートとヘルベルトの「恋をしているなら」がある。
アルフレートの歌う「サラへ」は『ダンス オブ ヴァンパイア』の中でも特に印象に残るナンバーだと思う。
このナンバーは“アルフレートに起きていることを観客に伝える”という意味でとても大切なナンバーだと考えているのだが、このナンバーが2幕3場で(「夜を感じろ」の後で。霊廟に向かう前に)歌われるヴァージョンの『ダンス オブ ヴァンパイア』を観たことがある。
それはウイーン劇場協会による上演だったので変更もオフィシャルなものであるはずである。が、私はもともとの(我々が上演しているヴァージョンの)位置にこのナンバーがある方がしっくりと来るように思う。そのタイミングで歌われた方が“このナンバーの役割”が明快になるように思われる。
話は変わって、稽古場から伯爵さまのコメント映像が届いている。まだご覧になっていらっしゃらない方はこちらからどうぞ。
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