『シスター・アクト』通信
10月8日(火)
立ち稽古。1幕8場「警察署」と9場「路上」。
ストーリーの冒頭でデロリスが目撃した“殺人事件”の容疑者としてカーティスが連行されている。が、証拠不十分で保釈になる。
しかし、カーティスと子分たち=TJ、ジョーイ、パブロは「なぜカーティスが引っ張られたのか」が分からず気が気でない。エディ・サウザー巡査が言っていた「こっちには証人がいるんだ」という捨て台詞も気がかりである。
「カーティスをぶち込むのに十分な、確かな証言」をする証人とは……?
というのが1幕8場。ここにはカーティスと子分たちのナンバー「あいつを見つけたら」がある。ナンバーの中で4人は警察を出て、舞台はフィラデルフィアの路上へと変わる。それが9場である。
稽古はまず8場の芝居部分から。芝居部分の整理がついたところで「あいつを見つけたら」の振り付けへ。『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の振付は田井中智子さんと大澄賢也さん。共作ではなくお2人で分担していただいているのだが、このナンバーは田井中さんの担当である。
続投するキャストの大澄さん、泉見さん、KENTAROさんは“少しずつ思い出しながら”、新キャストの今さんと林さんは“少しずつ覚えながら”振り付け。いい感じの“チーム・カーティス”が出来上がりつつある。
稽古の後半は朝夏まなとさんの歌稽古。
朝夏さんは森公美子さんとダブル・キャストで主人公の“売れないシンガー”デロリス・ヴァン・カルティエを演じる。森さんは『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』には初演からの出演であるが、朝夏さんは今回が初出演。朝夏さんの前には瀬奈じゅんさん(初演)と蘭寿とむさん(再演)がデロリスを演じている。
デロリスはほとんどの場面に登場し、それに比例してミュージカル・ナンバーの数も膨大である。明日以降の稽古に備えてミュージカル・ナンバーをひと通りおさらい。
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