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『TDV』通信

9月25日(水)

 歌稽古。

 歌唱指導のやまぐちさんと安部さんは個々のスキルに合わせて入念に発声を行う。技術的なアドヴァイスも具体的で、おかげでひとりひとりの成長が手に取るように分かる。

 今日はまず植原さんから。
 音楽的な課題は順調に消化されつつある。なので、一歩踏み込んで「ストーリーの中でヘルベルトが果たす役割」について話す。歌の表現もストーリーに沿ってより具体的になるだろう。

 続いて大塚さん。
 今回大塚さんが演じるマグダのナンバーでは、『レベッカ』の主人公である“わたし”などとは異なる歌い方が求められる。歌稽古でも“マグダらしい歌い方”がポイントになる。

 かつてサラを演じていた大塚さんが今回はマグダを演じることに関して「大塚さんが歳をとったからだ」という人がいることについての、大塚さんの談話。「私、神田沙也加さんと同じ歳なんですけど。」

 更に桜井さん。
 桜井さんは初回の歌稽古からしっかりと予習して稽古場にいらした。歌の内容や“どう歌うか”についても真摯である。『レベッカ』の時とはまた違った桜井さんをご覧いただけるはずである。

 そして石川禅さん。石川さんは2009年より『ダンス オブ ヴァンパイア』に出演している。演じるのはプロフェッサー・アブロンシウスである。
 プロフェッサー・アブロンシウスはヴァンパイアの研究に生涯を捧げ、ヴァンパイアを倒すことに執念を燃やし続ける老ヴァンパイア・ハンター。アルフレートにとってはヒーローとも呼べる人物である。

 石川さんの稽古場第一声は「こんなにたくさん歌ってましたっけ?」であった。

 もちろん歌っていた。プロフェッサーは僕たちのヒーローですから。

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