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2019年7月の記事

『アニー』2019通信/夏!

7月27日(土)

 夏のツアーに向けた稽古も今日が最終日である。

 「思い出し」を主体とした短期間の稽古ではあったが、実りのとても多い、充実した稽古期間だった。全体の大きな流れから細部に至るまで、様々な部分が点検され微調整が施された。車検に出された車が、本来の輝きと性能を取り戻して帰って来たかのようである。
 東京公演を終えて、ふた月ほど経って改めて作品を見直す機会がある、という現在の『アニー』の上演スタイルは、作品を成熟させるのには願ってもないシステムだと思う。更に進化した2019年の『アニー』をどうぞお見逃しなく。

 スタッフの皆さんは稽古場を撤収し、キャストより一足先に大阪入りである。
 週間天気予報を見ると、大坂は暑そうですねぇ。

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『アニー』2019通信/夏!

7月26日(金)

 『アニー』に登場する“のら犬”のサンディ。日本の『アニー』では長年に渡って本物の大型犬が登場していたのだが、今年の東京公演からは小型犬に変更されている。今年はサンディもダブル・キャストになっていて、チーム・バケツでサンディを演じているのは「家康(いえやす)」、チーム・モップのサンディは「メープル」である。

 今年はサンディのアンダースタディ(本来のキャストに何かあった場合の代役)も存在している(そのことは東京公演の千穐楽のブログでも触れた。そのブログはこちら)。名前は「おこげ」で、幸いなことに「おこげ」が登場するような場面は今までのところはなかった。
 出番がなくても、おこげは家康、メープルと一緒に連日稽古場にやって来る。せっかく来てくれているので「どこかに出番を作るべきではないか」と言う話が持ち上がり(と言っても休憩中の雑談で、であるが)色々なアイデアが出された。

 アイデアその① 野犬捕獲人が「1匹見つけました。これで50セント」と言って抱えてくる野良犬の役。

 アイデアその② 女性3人のヴォーカル・グループ=ボイラン・シスターズのセンター(ロニー)が被っている帽子の役。

 アイデアその③ ルーズベルト大統領が常に膝の上に乗せている(初期の007シリーズに登場した悪役=ブロフェルドのように。それはこちら)。

 いいアイデアがあったらぜひコメントでお寄せくださいませ。

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『アニー』2019通信/夏!

7月25日(木)

 夏のツアーでは「チーム・バケツにチーム・モップのアニー&モリーが加わる回」や「その逆の回」があることは昨日記した通りである。夏の稽古では“その組み合わせ”での稽古も大切なメニューになってくる。

 子供たちの芝居は、チーム・バケツもチーム・モップも基本的には一緒である。が、厳密に照らし合わせれば、位置が微妙に違ったり、子供同士の絡みが異なったり……ということは幾らでも出てくる。「東京公演では行っていない」組み合わせで稽古すると、普段は気づかないような両チームの差異が次々と見えてくる。このプロセスは結構面白い。

 稽古場では、正規の組み合わせのチームを“ノーマル・バケツ”“ノーマル・モップ”と呼んでいる。夏だけの変則的な組み合わせのチームは“シャッフル・モップ”“シャッフル・バケツ”と呼ばれている。
 子供たちにとっては「稽古でどちらのチームが先に演じるか」は何よりも重要な案件であるらしい。「どちらが先にやるか」をめぐっては喧々諤々(けかけんがくがく)の騒動が日々繰り広げられている。これは春の稽古時から変わらない。

 夏の稽古では、「どちらが先か」に加えて「ノーマルか/シャッフルか」という要素が加わる。喧々諤々の騒動はそのぶん更に大きくなる。
 同じことで毎回毎回大騒ぎできるのは子供たちの特権だと思う。子供たちの辞書には「飽きる」という文字はないのである。

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『アニー』2019通信/夏!

7月24日(水)

 『アニー』の子供キャスト(アニー、孤児たち、そしてダンスキッズ)がダブルキャストになっていることは皆さんご承知の通りである。それぞれ“チーム・バケツ”と“チーム・モップ”と呼ばれていて、春の東京公演では“バケツ”と“モップ”が1公演ずつ交互に登場していた。

 夏のツアーでは「1公演ずつ交互に」ではなく、全行程を「前半と後半に分けて」分担することになる。今年のツアーは前半(大阪)がチーム・モップの担当で、後半(松本、仙台、広島、名古屋)がチーム・バケツの担当である。ただし、アニーと最年少の孤児=モリーの2人は夏のツアーでも1公演ずつの交互出演である。なので、岡アニー&三浦モリーと山﨑アニー&石井モリーの4人は、大阪から名古屋まで各地にお目見えすることになる。

 これは、夏のツアーでは「チーム・バケツの中にチーム・モップのアニー&モリーが参加している」回があったり、その逆の回があったりすることもある、ということでもある。

 子供キャストの中にお目当てのある方は、観劇の予定を決める際にどうぞご注意ください。

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『アニー』2019通信/夏!

7月23日(火)

 東京公演の千穐楽からまだ2カ月半しか経っていないのだが、子供たちの成長は速い。ほとんどの子供たちが2cm程度は身長が伸びたらしい。

 当然のことではあるが、春から夏までのわずかな間にも子供たちの身長は伸びる。去年も一昨年もそうであった。その結果、春の公演では年齢の順(役の年齢であるが)と背の順が一致していたものが、夏の公演では年齢順(役の、である)に並ぶと凸凹になっていたのであった。
 しかし、今年は年齢順(役の、ですね)に並んでもあまり凸凹な感じがしない。どうやら子供たちは、全員ほぼ同じくらいずつ背が伸びたようである。こういう年もあるのだなぁ。

 稽古は今日までに1幕を当たり終えた。昨日も記したことだが、大人キャストも子供キャストも芝居の“ちょっとした匙加減”が絶妙で、とてもとてもいい感じ、である。

 明日から2幕。

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『アニー』2019通信/夏!

7月22日(月)

 稽古場のケータリング・コーナーにスイカが並んだ。

 そういえば、昨夏の『アニー』の稽古でもスイカが並んだことがあった(その時のブログはこちら)。今の稽古場が昨夏と同じ稽古場であることもあり、去年の夏のことをちょっと思い出したりもした。去年は本当に暑かったなぁ。
 東京地方は、今年は昨夏ほどの暑さはないので過ごし易くはあるのだが、一方で「良く晴れた日」がほとんどない。お米やお野菜の出来が心配されるところである。

 それはともかく、稽古は至って順調である。夏のツアーのための「思い出し」稽古なので、春の稽古ほどには時間を掛けはしないのだが、キャストの皆さんの表現がより自然に、より深く、より豊かになっているように感じられるので、それが“順調”だとの印象を生んでいるのだと思う。
 アニーの2人をはじめ、子供たちの成長も著しい。「どこでそんな芝居覚えたの?」と思わず聞きたくなるくらいの見事さである。

 もし機会があるのであれば、東京公演をご覧いただいた皆さんにもぜひ夏のツアーをご覧いただきたいと思う。
 私の言っていることがお分かりいただけるはずである。

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『アニー』2019通信/夏!

7月21(日)

 丸美屋食品ミュージカルアニー。毎年恒例の夏のツアーのための稽古が始まっている。

 『アニー』は毎年、ゴールデン・ウィークを挟んだ4~5月に東京公演が行われ、東京以外の各地での公演が夏休みとなる8月(~9月の頭までの場合も)に行われている。
 今年は大阪(8月1日~6日/シアター・ドラマシティ)、松本(8月10日/まつもと市民芸術館 主ホール)、仙台(8月17日、18日/東京エレクトロンホール宮城)、広島(8月24日/JMSアステールプラザ 大ホール)、名古屋(8月30日~9月1日/愛知県芸術劇場 大ホール)へと赴く。

 楽しみにしていてくださった皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 ひとつお知らせが。

 リリー役の服部杏奈さんが、大腿骨頭壊死症の治療のため大阪公演を休演する。代役は、昨年と一昨年のリリー、山本沙也加さんである。公式ページにも情報が上がっているので、こちらからご覧ください。

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マーティン・チャーニンさん そしてジャニーさん

 マーティン・チャーニンさんが亡くなった。

 チャーニンさんはブロードウェイ・ミュージカル『アニー』の作詞家であり、ブロードウェイ初演の演出家でもある(その後、何回かの再演でも)。そもそも、新聞連載コミックであった原作をミュージカルにすることを思い立ったのがチャーニンさんである。一昨年の夏、『アニー』の脚本を書いたトーマス・ミーハンさんが亡くなったのに続いて旅立たれた。

 日本版『アニー』の公式ページにも氏の訃報が載っている。そちらでは日本のアニーたちと写った写真を見ることができる(こちらからどうぞ)。

 そしてジャニー喜多川さんの訃報が届いた。

 ジャニーさんとは1度だけ、少年隊ミュージカル『Playzone '96/RYTHM』でご一緒した。ジャニーさんは、まだ右も左も分からない駆け出しの演出家であった私に、大舞台を演出する貴重な機会を与えてくださった。20年以上も前のことである。その時の「日本のショー・ビジネスの開拓者の傍でショーを作る」経験は、私の掛け替えのない財産である。

 お2人のご冥福をお祈りいたします。

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