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2019年5月の記事

垣ケ原美枝さん

 垣ケ原美枝さんが亡くなった。

 垣ケ原さんは、来日した海外の演劇人の通訳として、あるいは演出家アシスタントとして、数々の舞台にかかわって来られた。また“吉田美枝″名義で多くの海外戯曲を翻訳された。私が演出させていただいた『南太平洋』(1999年/青山劇場)、『パイレート・クイーン』(2009年/帝国劇場、他)も美枝さんの翻訳であった。
 私が演出を担当する以前の『ラ・カージュ・オ・フォール』では、垣ケ原さんはリンダ・ヘイバーマンと共同で演出を務められた。私は1997年の『ラ・カージュ・オ・フォール』では舞台監督だった。

 もうひとつ忘れられないのは、『レ・ミゼラブル』の公演プログラムのために演出のジョン・ケアードさんと対談した時のことである。その対談の通訳を、『レ・ミゼラブル』でケアードさんのアシスタントを務めていた垣ケ原さんが引き受けてくださった。
 「ほんとはやりたくないのよ」とおっしゃりながらも鮮やかに対談を進めてくださり、読み応えのある充実した対談に仕上がった。

 垣ケ原さんは多くのキャスト、スタッフに慕われた。優しくて厳しい、私たちの「お母さん」であった。

 ご冥福をお祈りいたします。

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『アニー』2019 東京千穐楽

5月13日(月)

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』。2019年の東京公演が千穐楽を迎えた。
 ご観劇くださった皆さん、ご声援、ご支援をくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 今日千穐楽を迎えたのはチーム・モップ。チーム・バケツは昨日、ひと足先に千穐楽であった。
 昨日の公演のカーテン・コールは通常通りであった。今日だけが千穐楽仕様のスペシャル・カーテン・コールである。カーテン・コールには昨日出番を終えたチーム・バケツの皆も登場した。

 2019年の『アニー』カンパニー全員が舞台に登場するのは、これが最初で最後である。その中には3匹目のサンディ、本番には1度も登場することの無かったアンダースタディの"おこげ"の姿もあった。

 さて。

 『アニー』恒例の夏のツアー公演は大阪から始まる(8月1日~6日/シアター・ドラマシティ)。大阪の後は松本(8月10日/まつもと市民芸術館 主ホール)、仙台(8月17日、18日/東京エレクトロンホール宮城)、広島(8月24日/JMSアステールプラザ 大ホール)、そして名古屋(8月30日~9月1日/愛知県芸術劇場大ホール)にお邪魔する。

 それではまた、夏休みに!

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