『アニー』2019通信
3月30日(土)
振り付けとおさらい。
今日の稽古で「N.Y.C.」の中盤部分の修正を試みた。昨日のブログに記した箇所の修正である。その結果、このナンバーの中で「お客様に見ていただきたい」箇所が今まで以上に鮮明になった、と思う。
ダンスキッズたちの“振り”そのものもブラッシュ・アップされ、「N.Y.C.」全体のクォリティが一段上がったようにも感じる。再演の意義はこう言う部分にある。
『アニー』の稽古場には(最大で)26人の子供たちがいるのだが、ひとりひとりの個性も(少しずつだが)見えるようになってきた。子供たちの中で一番長い時間接しているのはアニーなので、やはりアニー役の2人(岡菜々子さん&山﨑玲奈さん)の性格が、中ではよく見える。
現時点の岡さん&山﨑さんをオーディション時点(2018年10月)の2人と比較すると、受ける印象は結構違う。しかしまあ、それはそうだろう。
オーディションは「限られた時間の中で自分の良いところを見せよう」とする場所である。一方、稽古場では「自分だけに視線が集中する時間」が限りなく続くし(主人公ですから)、「待ち時間」も同等かそれ以上に続く。オーディションの期間中には見えなかった(隠すことができていた)“素顔”も、長時間一緒にいれば見えてくるものである。
子供たちから見た我々だって、きっと同様だと思われるが(自戒を込めて)。
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