『レベッカ』通信
10月14日(日)
『レベッカ』の指揮者、塩田明弘さんが稽古場に顔を出してくれる。
塩田さんは現在帝劇で『マリー・アントワネット』の公演中。その『マリー・アントワネット』の仕事を通して発見した“シルヴェスター・リーヴァイさんとその音楽”についての話を聞かせてくれる。目からうろこが落ちまくる。
で、歌稽古。
まず桜井玲香さん。
桜井さんの演じる「わたし」は主人公なので、登場する場面も歌うナンバーの数も多い。前回と今日の2回をかけて、ようやくひと通りのナンバーを当たり終える。
続いて石川禅さん。
石川さんは初演、再演に引き続いて3度目の出演である。演じるのは、イギリスのコーンウォール地方にあるマキシムの地所「マンダレイ」を管理する男=フランク・クロウリーである。
『レベッカ』の物語は1926年のモンテカルロから始まる。
主人公である21歳の「わたし」は、アメリカ人の富豪=ミセス・ヴァン・ホッパーの付き添い(原作には“コンパニオン”とある)としてモンテカルロのリゾート・ホテルに滞在している。ある日、「わたし」の前にイギリスの貴族=マキシム・ド・ウィンターが現れ……。
「わたし」は子供の頃、1枚の絵葉書を持っていた。その絵葉書に描かれていた城館が「マンダレイ」であった――と言う記述が原作小説には出てくる。ミュージカル版には出てこないのだが……。
それはともかく。
そして歌稽古に森公美子さん。
森さんが演じるのは「わたし」を“年に90ポンド”の低賃金で雇っている(デリカシーに欠けた)ミセス・ヴァン・ホッパーである。森さんも『レベッカ』初参加。
最後に保坂知寿さん。
ミセス・ダンヴァースの歌うナンバーはどれも重たくてパワフル。保坂さんの華奢に見える身体のどこにあんなエネルギーが潜んでいるのだろう?
歌稽古と並行して、音楽監督の甲斐正人さんと打ち合わせ。今回の再演に当たって何か所か音楽を変更しようとしているのだが、その確認。
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