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2018年7月の記事

『アニー』2018通信/夏!

7月29日(日)

 稽古場最終日。2回目の通し稽古。

 昨日とは違うチームで最後の通し稽古に臨む。今日の1幕は2018年の稽古場史上最短、2幕も最短に肩を並べるくらいの上演時間であった。
 私たちの『アニー』では上演時間の短縮も大きな目標のひとつである。もちろん、単に時間が短くなればいいワケではなくて、求めているのは“物語の手順”をひとつひとつ確実に消化した上でのスピード感である。 

 “物語の手順”を消化した上でスピードが上がると、ドラマの中の様々なできごとが生き生きと見えてくる。或いは、より説得力を持って伝わってくるようになる。しかし、芝居が上滑りすることなくスピードを上げるのは容易いことではない。

 今日の通し稽古では、かなりの部分でそれが達成されていた。とてもいい形で稽古を締めくくることができたと思う。

 稽古ピアノの安齋麗奈さんとは今日でお別れ。お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

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『アニー』2018通信/夏!

7月28日(土)

 台風12号の動向によっては「今日の稽古を休みにする」ことも考えられていたのだが、関東地方に上陸する可能性が低くなったので、予定通りに稽古場に集合。

 夏のツアーのための稽古も、今日と明日の2日を残すのみとなった。で、1回目の通し稽古。
 昨年のツアーと同様に、演出の上で東京公演からの大きな変更はない。が、細部については色々と手が入っている。その細かい調整や工夫が奏功して、全体としては一段とグレード・アップした『アニー』になっている。

 通し稽古終了後はダメ出し。ただし、交通機関に台風の影響が出るといけないので、手短かに。

 さて。

 明日は稽古場最終日。今日もスイカごちそうさまでした。

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『アニー』2018通信/夏!

7月27日(金)

 2幕を稽古中。

 2幕も1幕と同様に好感触である。余分な力が抜け、メリハリがつき、観客に渡すべき情報がクリアになっているからだと思う。
 と言うことは、無駄に力が入っている個所、メリハリの足りない部分、観客に渡すべき情報が不鮮明なシークェンスを片っ端から潰して行けばいい、と言うことである。

 潰すぞ~。

 35度を超えるような暑い日が続いた後では、30度前後の気温でも「涼しい」と感じる。昨日、今日は稽古場のケイタリング・コーナーにスイカが並んだのだが、その効果もあったかも知れない。

 ごちそうさまでした。

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『レベッカ』新ヴィジュアル

 ミュージカル『レベッカ』の公式ページがまたまたリニューアル。新ヴィジュアルが公開された。

 こちらからどうぞ。

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『アニー』2018通信/夏!

7月26日(木)

 2幕の稽古に入る。

 2幕1場の「NBCラジオスタジオ」には“おかしな”キャラクターが何人も登場する。
 ラジオなのに腹話術を披露している芸人=フレッド・マクラッケンや、ラジオなのに、そしてアナウンサーなのに覆面着用のジミー・ジョンソン、そして胡散臭いことこの上ないプロデューサーなどである。

 その中にあって1人だけまともそうに見えるのは効果音係の男である。
 男はラジオから流れるあらゆる効果音を作り出している。スタジオのギャラリーに“拍手”の指示も出す。まき散らされた原稿も片づけるし、番組のホスト=バート・ヒーリーをタップの名手に仕立て上げもする。番組で流れる音楽のレコードをかけ、プロデューサーと飲みに行く話で盛り上がって出番を忘れそうになるバート・ヒーリーに仕事を思い出させたりもする。

 実に働き者の効果音係であるが、夏のツアーから新たな仕事を3つ追加することにした。更に働き者になった効果音係(谷本充弘さん)に、どうぞあたたかいご声援を。

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『アニー』2018通信/夏!

7月25日(水)

 今日までに歌のおさらい、大きなミュージカル・ナンバーの整理、そして1幕のおさらいを終えた。1幕については「チーム・バケツに新井アニー&尾上モリー」「チーム・モップに宮城アニー&島田モリー」の変則組み合わせの稽古も済ませた。

 今日までの稽古場での感触を記すならば、“『アニー』は想像以上に進化している”である。4~5月の東京公演と比較して、より自然で、よりダイナミックで、より楽しい。少なくとも1幕は。

 明日から2幕。今日までの好感触を維持したまま稽古場を終えて福岡に乗り込みたい。

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『アニー』2018通信/夏!

7月24日(火)

 『アニー』に登場する子供たち(アニー、孤児たち、ダンスキッズたち)がダブル・キャストになっていることはご承知の通りである。アニーを新井夢乃さんが演じているチームが“バケツ”で、宮城弥栄さんが演じているチームが“モップ”である。

 東京公演ではチーム・バケツとチーム・モップは交互出演であった。が、夏のツアーではそうではなくなる。主人公のアニーと最年少孤児のモリーは東京同様に交互出演だが、モリー以外の孤児とダンスキッズは劇場ごとにどちらか一方のチームだけが出演するのである。
 因みに、チーム・モップの孤児とダンスキッズが登場するのは大阪公演で、大阪以外ではチーム・バケツの孤児とダンスキッズが登場することになる。

 これは、大阪では「本来はチーム・バケツである新井アニーと尾上モリーがチーム・モップの孤児たちと共演する回がある」ことを意味し、大阪以外では「チーム・モップの宮城アニーと島田モリーがチーム・バケツの孤児たちと共演する回がある」ことを意味する。

 これを“レア”と言わずして何と言おうか。

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『アニー』2018通信/夏!

7月23日(月)

 5月7日の東京千穐楽から2カ月半あまり。程度の差こそあるが、子供たちはみんな背が伸びた。なので、子供たちはここで再び衣裳合わせ。

 2cmとか3cmとか背が伸びた子供もいて、東京公演では似合っていた衣裳も、着用してみれば“つんつるてん”である。
 なので、裾や袖の丈を出して、今の彼女たち、彼らに相応しい寸法に衣裳を再調整。あ、大人で“寸法が合わなくなった”人は自己責任ね。

 昨年も同様だったのだが、東京公演の時点できれいに一致していた「年齢の大→小」と「身長の大→小」が、いまでは年齢順に並ぶとやや凸凹している。その揃っていない所がまた孤児らしくもあって悪く無い。

 それにしても……。

 今日は本当に暑い1日だった。もちろん稽古場は空調されているので何の問題もないのだが、どうぞ皆さん、くれぐれもご自愛くださいますように。

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『アニー』2018通信/夏!

7月22日(日)

  『アニーの夏の稽古が始まっている。

  丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、毎年ゴールデン・ウィークの前後にまず東京公演が行われる。そして夏休みのシーズンに各地へのツアーが開催される。そのツアーに向けての稽古である。

 今年のツアーは4カ所。福岡、大阪、新潟、愛知である。稽古では各地の劇場条件に合わせた調整と、3カ月近いブランクを埋めるための確認が行われる。

 各地の公演の詳細は公式ページをご覧いただきたい(こちらからどうぞ)。

 稽古後はレベッカの舞台美術打ち合わせ。

 新生『レベッカ』の美術デザイナーは松生紘子さんである。
 松生さんとは昨年から既に何度となく打ち合わせを重ねてきた。今日は照明デザイナーの成瀬一裕さんや舞台監督の佐藤博さん、演出助手の末永陽一さんなどにも集まってもらい、一同で舞台美術の細部を検討する手はずとなっていた。

 が、松生さんから数日前に連絡があり、今までのプランは破棄したいのだと言う。いったい何があったのか……。

 そんなミステリアスな松生さんの愉快なブログはこちら
 ブログでは、昨年の7月25日付の記事で『レベッカ』について触れられている。その後、しばらくは作品名を伏せる形で(情報公開前だったので)『レベッカ』のことは書かれていたのだが、つい先日、7月16日付の記事で、晴れて作品名が記された。

 『レベッカ』は今、勝つか負けるかの瀬戸際です。

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