『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
3月7日(水)
舞台稽古、1日目。今日のメニューは1幕。
幕開きからブロックごとに、まず場当たり。必要な確認が済んだ所で、オーケストラと共にそのブロックを流す。
音響チームの調整や照明の修正、芝居や振りの確認などなどが入った後、必要があれば同じブロックをもう1度やり、必要がなければ次のブロックの場当たりに進む。このような進行で今日のメニューを順調に消化した。
劇場入りしてから初日を迎えるまでの間は“時間との戦い”で劇場中が殺気立っていることも少なくない。私のブログでも大半の作品でその様子に触れている。だが、今回の『ラ・カージュ・オ・フォール』は、そういう空気とは無縁である。
4回目であること、劇場が4回とも日生劇場であること、キャストとスタッフの大半が『ラ・カージュ・オ・フォール』経験者であること、現場に以前のノウハウが蓄積されていること……などなど、(昨日も記したが)好条件が重なって“時間との戦い”に陥らないで済んでいる。
どんな作品でも、できる限りこのようでありたい。
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