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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信 そして『ジキル&ハイド』初日

3月3日(土)

 『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場へ。オケ付き通し稽古。

 自然体でありながらメリハリがあり、適度に力は抜けているのにパワフル……と言う、なんだか“演劇の理想形”を見せられたような気がするオケ付き通しであった。
 『ラ・カージュ・オ・フォール』はこれで稽古場を撤収。 明日はいよいよ小屋入りである。

 さて。

 東京国際フォーラム ホールCへ。『ジキルハイド』初日。

 まず、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 公演はいかにも初日らしい緊張感の漂うものだった(舞台転換などにもミスが幾つかあったし)。本番中、何度も胃に穴が開くかと思ったが、何とかラスト・シーンまで辿り着くことができた。
 カーテン・コールではスペシャル・ゲストのフランク・ワイルドホーンさんが舞台に登場。キャストやスタッフ、そしてオーケストラの労をねぎらってくださった。

 舞台袖でカーテン・コールの出番を待つ間にワイルドホーンさんと話をした。

 フランク「始まりは2001年だよ。あれから17年だよ。あのころは僕たちも若かったよねえ。」
 山田「僕は30代でした。」
 フランク「僕は40代前半だった。」

 舞台上でワイルドホーンさんはこうもおっしゃった。「あと17年続きますように。」

 これで2018年の『ジキルハイド』通信はおしまいである。ご愛読ありがとうございました。引き続き『ラ・カージュ・オ・フォール』通信をよろしくお願いいたします。

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