『アニー』2018通信
3月17日(土)
(昨日よりつづく)1幕1場は「ニューヨーク市立女子孤児院の共同寝室」。ここでは7人の孤児たち=アニー、ダフィ、ジュライ、ペパー、テシー、ケイト、モリーが暮らしている。
7人はいずれも個性豊か。キャラが被るようなことは間違っても無い。年齢も上は13歳から下は6歳までと幅があり、その7人が常に個性的に(或いは自分勝手に)生活しているのである。
物語の中ではそうなのであるが、稽古では7人が勝手に振る舞っていたのでは、いつまでたってもストーリーが進まない。
なので、ひとりひとりの“個性的な”行動や反応を、ストーリーに即して、毎回同じように(そして自然に見えるように)再現できるようになるまで稽古を重ねる必要がある。
これはそれなりに時間のかかる(そして忍耐力が試される)作業である。
加えて、この場面には孤児たちのミュージカル・ナンバーが3つもある(「Maybe」、「Hard Knock Life」、「Hard Knock Life/Reprise」)。稽古の持ち時間は羽が生えたように飛んでいってしまう。
それでも2年目となる今年は昨年のヴァージョンを叩き台にして稽古を始めることができるので、初回であった昨年よりはまだ“まし”である。
その余力を使って、昨年以上の『アニー』に仕上げたい。
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