『ジキル&ハイド&ラ・カージュ・オ・フォール』通信
2月25日(日)
まず『ジキル&ハイド』へ。稽古場最終日で2回目のオケ付き通し稽古。
ここに来て、ニュー・キャストの皆さんの成長が著しい。ルーシーも、エマも、アターソンも、ダンヴァース卿も、サベージ伯爵も、皆さんが前任者とは異なるやり方で、それぞれの役をものにしている。
そして、それを受け止める続投キャスト。稽古場見学会の際に石丸さんが「相手役が変われば、自分も手の内から出すカードが変わる」と言うようなことをおっしゃっていたが、続投キャストの芝居運びも以前とは違っている。
2001年から『ジキル&ハイド』の舞台美術をデザインしてくださっている大田創さんが通し稽古をご覧になって、「深まってますねえ」とおっしゃった。
それは、「キャストももちろんだが、何年もこの作品を支えているスタッフやオーケストラの“作品への理解”が一層深まったから」だろう、と大田さんはおっしゃった。
新鮮で深まった新しい『ジキル&ハイド』。いよいよ明日は小屋入りである。
そして『ラ・カージュ・オ・フォール』へ。
こちらは幾つかの場面を抜き稽古。明日の“ピアノ通し稽古”に向けて備える。
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