『ラ・カージュ・オ・フォール&ジキル&ハイド』通信
2月21日(水)
まず『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場へ。2幕の後半=3場と4場をおさらい。
2幕3場は、サントロペの超有名レストラン「シェ・ジャクリーヌ」の店内である。
ついにやってきたアンヌの両親。堅物で俗物の父親=ダンドン議員(今井清隆さん)と、その妻=マリー(森公美子さん)である。ジョルジュたちとダンドン一家は、ジャン・ミッシェルとアンヌの結婚話を詰めるためにシェ・ジャクリーヌへと出かけるのだが……。
この場面にはミュージカル・ナンバー「今この時」がある。このナンバーを歌い出すのはアルバンだが、やがてジャクリーヌが加わり、歌は店全体に広がって行く。
このナンバーが始まるまでの芝居部分がまず良くできている。そして、ナンバーの中で起こる人間関係の変化。それが実に巧妙に描写されている。
この場面、このナンバーは、ミュージカル演出の“最良のお手本”だと思う。
そして『ジキル&ハイド』の稽古場へ。ピアノでの通し稽古。
いよいよ通し稽古である。今までの稽古以上にとても上手く進んだ場面もあれば、それほどでもなかった場面もある。が、全体としては悪く無い通し稽古であったと思う。
通し稽古後は全体でダメ出し。明日の「2回目の通し稽古」をより良いものにするために、様々な部分を確認し調整。
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