『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
2月9日(金)
振り固め。“大変充実している”ミュージカル・ナンバーの内、ダンス部分を固める。
“振り”は既に各自に渡されているので、場面としては「止まることなく進行することができる」ところまで来ている。
が、それに満足することなく、ダンス自体の精度を上げること、群舞のフォーメーションを精密にすること、ニュアンスや音の取り方をそろえること……などなどに取り組む。
振付の真島茂樹さん曰く「だって、これはレビューだから」。ジョルジュも幕開きのスピーチの中で「世界に名高きレビューをおくりつづけて15年」と言っている。そういうダンス・ナンバーになりたいのである。
『ラ・カージュ・オ・フォール』のダンス・ナンバーは多彩で、複雑で、そして激しい。何度も繰り返して稽古できるようなものではないし、するものでもない。なので、稽古自体は比較的短時間で終了することが多い。
もっと追及したい人や納得の行っていない人は、全体の稽古が終わった後で黙々と自主稽古を重ねている。
大人っぽくて格好いい稽古場だと思う。
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