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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

2月8日(木)

 1幕の後半をおさらい。

 このブロックには、幕開きの「ありのままの私たち」に続くショー場面がある。
 このショー場面で歌われるのはタイトル・ソングの「ラ・カージュ・オ・フォール」。ショーは大きくは3つのシークェンスに分けられる。

 最初のシークェンスは、ナイトクラブ“ラ・カージュ・オ・フォール”のスター=ザザ(アルバンの芸名)が、“妖しい鳥たち”に扮したカジェルたちを従えて歌い踊る、通称“鳥”シークェンス。
 続くシークェンスは、カン・カン・ガールズに着替えたカジェルたちが踊りまくる“カン・カン”シークェンス。本作最大のダンス・ナンバーである。
 3つ目は、衣裳を着替えたザザと、これもまた着替えたカジェルたちの“燕尾”シークェンス。このシークェンスの終わりでショーはクライマックスを迎える。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』は何よりも脚本が優れている(脚本はハーベイ・ファイアスティン)。が、それだけでなく、ミュージカル・ナンバーの“中身”が大変充実していることも見逃せない(オリジナル振付はスコット・サーモン)。それがこの作品の価値を一層高めている。

 ブロードウェイの底力を見せつけられるようである。

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