『ジキル&ハイド』通信
2月11日(日)
稽古場に、三宅裕司さんのラジオ番組『サンデーヒットパラダイス』からお客様が。“街角ハンター田上”こと、スーパーエキセントリックシアターの田上ひろしさんである。
番組は生放送で、「田上さんが私たちの稽古場をレポートする」という3分ほどのコーナーが稽古場よりオンエアされた。
稽古場では、ちょうど石丸さんが「善と悪を分離する実験」に乗り出そうとする場面が行われていた。
そこに街角ハンターの田上さんが潜入、稽古を中断して石丸さんと田上さんのおかしなやり取りが展開された。
画像のないラジオで、私たちの稽古場風景はどんな風に伝わっただろう? お聞きになった方がいらしたら、どうぞ感想をお寄せくださいませ。
さて。
2幕の稽古に入る。
2幕1場は、10分に及ぶ大ミュージカル・ナンバー「事件、事件」である。
このナンバーでは、ハイドによる連続殺人と、恐怖のどん底に突き落とされるロンドン市民の姿が次々とモンタージュされる。
振付の広崎さんがロンドン市民を恐怖におののかせ、殺陣(たて)の渥美さんが犠牲者を次から次へと血祭りにあげて行く。
内容とは裏腹に、こういう場面の稽古場は思いのほか明るい。
観客に見えるものはシリアスでショッキングなものかも知れないが、それを作り上げる作業はあくまでも建設的で、時にユーモラスで、かなり活動的だったりするからである。
稽古も快調なペースで進み、予定より多くのメニューを消化して今日を終えた。
明日も「事件、事件」。完成させるぞ。
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