『ジキル&ハイド』通信
2月5日(月)
まず、1幕5場を稽古。
1幕5場は「ロンドンの通り~パブ“どん底”」。
「嘘の仮面/リプライズⅠ」から始まり、「連れてきて」を経て、ジキルとルーシーが出会う一連のシークェンスである。今までパーツ、パーツで稽古してきたたものを合体して、ひとつの場面として稽古。
“どん底”の店内にはBGMが流れていて、その音楽のサイズと芝居の進行をリンクさせる必要がある。
今回、ルーシー役が笹本玲奈さんに変わったので、ジキルとルーシーの芝居の運び方も当然変わってくる。その新たな芝居運びとBGMをリンクさせる手続きが新たに必要で、そのために同じ場面を繰り返し繰り返し稽古。
こういう場面の理想は、「BGMと芝居の進行がリンクしていることに観客は気づかない」であるが……苦労は報われるか?
続いて、1幕6場、そして7場を稽古。
1幕6場は「ジキルの書斎~研究室」。
アターソンと共に“どん底”から帰宅したジキルは、ある決意を胸に研究室へと向かう。そして誰も経験したことのない実験へと踏み出して行く……。
ジキルが書斎を出て研究室へと向かう間に歌われるのが、『ジキル&ハイド』最大のヒット・ナンバー「時が来た」である。初演以来、何度も見て来た場面なのだが、何度見ても(聞いても)ここは胸が熱くなる。
7場は、場面全体がミュージカル・ナンバー「生きている」である。中盤の“ハイドとルーシーの接触”部分をヴァージョン・アップ。
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