『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
1月17日(水)
ブロードウェイ・ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち』の稽古が始まっている。
『ラ・カージュ・オ・フォール』は、フランスの劇作家=ジャン・ポワレによる同名の大ヒットコメディをブロードウェイでミュージカル化した作品で、作詞・作曲はジェリー・ハーマン、脚本はハーベイ・ファイアスティンである。
ブロードウェイでの初演は1983年で、そのシーズンのトニー賞では「ベスト・ミュージカル」を含む6部門で受賞した。ブロードウェイでのリヴァイヴァルは2004年と2010年に行われ、どちらもトニー賞の「ベスト・リヴァイヴァル・オブ・ミュージカル」に輝いている。
日本版の初演は1985年の帝劇。以来、様々なキャスト、様々な劇場で繰り返し上演を重ねて来た。
鹿賀丈史さんと市村正親さんのゴールデン・コンビが登場したのは2008年の上演からで、以後、2012年、2015年と再演を重ね、今回が4度目の上演となる。そして今回は、お2人の“コンビ誕生10周年”を記念する公演でもある。
私自身も『ラ・カージュ・オ・フォール』には数々の思い出がある。演出を担当する以前には舞台監督を務めたこともあった。
しかし、それらの思い出は過去のブログ(2008年と2012年と2015年)で既に書き尽くしてしまった。この期に及んで一体何を書けばよいのだろう?
……と言うことで、3月9日の東京公演初日まで――内容にはあまり期待せずに――おつき合いいただければ幸いである。
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