『ジキル&ハイド』通信
1月27日(土)
立ち稽古。プロローグ~1幕1場、1幕3場、1幕4場を稽古。
『ジキル&ハイド』は、田代万里生さん演じる弁護士=ガブリエル・ジョン・アターソンが観客の前に進み出て、彼の親友について語り出すところから始まる。それがプロローグである。
場面はそのままセント・ジュード病院の閉鎖病棟へと移り、石丸乾二さん演じる主人公=ヘンリー・ジキルと、福井貴一さん演じるヘンリーの理解者=ダンヴァース・カルー卿が、“ひとりの患者”の治療法を巡ってディスカッションするのを私たちは目撃することになる……。
1幕3場は再びセント・ジュード病院。今から最高理事会が開かれようとしている。
理事会のメンバーは、ベイジングストーク大司教(宮川浩さん)、グロソッブ将軍(阿部裕さん)、サベージ伯爵(川口竜也さん)、アーチボルド・プループス卿(松之木天辺さん)、ビーコンズフィールド侯爵夫人(塩田朋子さん)、それにダンヴァース卿である。
ヘンリー・ジキルから提出された「実験の許可願い」に対して、許可をするのか、しないのか。それが今日の議題である。畠中洋さん演じる理事会秘書官=サイモン・ストライドが議事の進行役を務め……。
1幕4場はダンヴァース邸の大広間。宮澤エマさん演じるダンヴァースのひとり娘=エマの婚約披露パーティの真っ最中で、着飾った紳士淑女で賑わっている。
エマと婚約した幸運な男はヘンリー・ジキルである。だが、パーティにヘンリーの姿は無く……。
『ジキル&ハイド』には、大勢の登場人物が複雑に動く場面が頻出する。「理事会」や「婚約披露パーティ」の場面などがそうである。
過去のブログでも幾度となく記しているが、こういう場面の稽古には中々時間がかかる。例え再演であったとしても、である。気が付いたら、今日も「あっ」という間に外は真っ暗になっていた。
明日は今日のおさらい。そしてルーシー登場。
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