『ドッグファイト』通信
11月24日(金)
1幕を粗(あら)通し。
通してしまえば「あっ」と言う間(約60分)の1幕である。しかし、その中には登場人物それぞれのドラマや、ダンス、難易度の高いハモリ、着替え……などなど、キャストのひとりひとりが消化しなければならない約束事が“てんこ盛り”である。
が、それらも少しずつこなれて来て、ケアレス・ミスや、流れがギクシャクする様なことは随分少なくなった。悪くない粗通しであったと思う。
粗通しの後、全体で駄目出し。
芝居のこと、音楽的なこと、振りのことなどを全体で共有しつつ確認。そして、駄目出しの中で出た“要整理個所”を整理した後、もう1度1幕を、今度は要所要所で止めながら稽古。
稽古後は照明打ち合わせ。
『ドッグファイト』の照明デザイナーは柏倉淳一さんである。
再演では、照明打ち合わせは省略されることも少なくない。既に(初演時に)照明のデザインが終わっているからであるが、今回は打ち合わせをさせてもらうことにした。舞台の使い方やステージング、キャストの動線など、照明にかかわる変更が多岐に及んでいるからである。
この再演で『ドッグファイト』はひと回り大きく成長した。成長したその姿を、1人でも多くのお客様にご覧いただきたい。
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