『田茂神家の一族』通信 ツアー〈後半〉 初日
10月27日(金)
昼過ぎから幾つかの場面の場当たり。場当たりの後、ゲネプロ。
ところが、ゲネプロが機材のトラブルで1時間に渡って中断。劇場にイヤな雰囲気が漂い始める。やがて再開されたゲネプロも随所で集中を欠き、稽古場最後の通しとは比べるべくもなかった。
ゲネプロが終わった時、既に時刻は開場まで30分を切っていた。『田茂神家の一族』は開演時刻の15分前にはキャストの“仕事”がスタートするので、スタッフ&キャストに残された時間はほんの僅かであった。
その僅かな時間で駄目出しを済ませ、客席に回り15分前から始まるキャストの“仕事”を眺めつつ、開演を待つ。そして定刻の18時30分。朳(えぶり)村の村長選挙に先立つ合同演説会が始まった……。
結論から言えば、とても良い出来の初日であった。旅公演〈後半〉に向けての稽古で修正したことのほぼ全てが機能し、ドラマの持つ構造も今までで一番クッキリと伝わってきたように思う。
『田茂神家の一族』の、ふた月に及ぶ旅がいよいよ始まった。最終公演地=東京まで、皆さんどうぞ良い旅を!
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