『アニー』通信
4月6日(木)
そしてまた今日もおさらい。
ブロードウェイの様々な情報が集められているデータベース“Internet Broadway Database”によれば、『アニー』はブロードウェイでは3度上演されている。
1度目はもちろん初演で、1977年4月8日にアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)でプレビューをスタート。本公演は同月21日に開幕し、その後3つの劇場を引っ越しして、2377回の上演を重ねた末、1983年1月2日にロング・ランの幕を閉じた。
2度目の上演(再演=リヴァイヴァル)は、1997年5月14日にマーティン・ベック劇場でプレビューを開始。同月26日に本公演に移り、239回の上演の末、同年10月19日にクローズした。
そして3度目(再々演)は、パレス劇場で2012年10月3日にプレビューをスタート。同年11月8日に本公演が開幕し、クローズは2014年1月5日である。上演回数は487回を数えた。
初演と再演の演出はマーティン・チャーニンで、振付はピーター・ジェナーロである。再々演の演出を手掛けたのはジェームズ・ラパイン、振付はアンディ・ブランケンビューラーであるが、ネットなどでそれぞれの画像や映像を見比べてみると、再演が“初演のイメージを引き継ぐ”風であるのに対して、再々演は“新たなアプローチを試みる”と言った印象で、なかなか興味深い。
それぞれの公演のオリジナル・キャスト・アルバムも発売されていて、現在でも入手可能である。音楽のアレンジも“初演を尊重する再演”と“新アレンジで打って出る再々演”と言った感じで、観劇の前に聞き比べてみるのも楽しいに違いない。
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