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『アニー』通信

3月14日(火)

 立ち稽古に入っている。

 ミュージカル『アニー』の舞台は1933年のニューヨークである。
 1929年に起きた世界恐慌の影響で、この街の経済状態も極めて深刻……と言うことが物語の背景にはある。時の合衆国大統領はフランクリン・D・ルーズベルトで、この年の3月に前任のハーバート・フーバーから職を引き継いだばかりである。

 1幕1場は「ニューヨーク市立女子孤児院の共同寝室」。クリスマスまであと2週間と迫った年の瀬の深夜(夜中の3時過ぎくらい)から物語は始まる。

 この孤児院には女の子ばかり7人が暮らしていて、その中のひとりが主人公のアニー(11歳)である。物心つく前から孤児院暮らしのアニーは、いつか両親に会える日がくることを夢見ている。
 孤児院の責任者はオールド・ミスのアガサ・ハニガンで、子供たちをとても冷酷に扱っている。アニーは“両親を探すために、ここを出て行く”ことを決意するのだが……。

 この場面にはミュージカル・ナンバーが3曲ある。「Maybe」と「Hard Knock Life」と「Hard Knock Life-Reprise」である。
 稽古では、先ず芝居部分をある程度作り、続いてミュージカル・ナンバーをステージング、そしてまた芝居……と言うやり方を取っている。つまり“とてもオーソドックスな”稽古の進め方なのだが、今年の『アニー』は新作である。やはり、それなりに時間はかかっている。

 稽古終了後も、連日のようにスタッフ・ミーティング。スタッフの皆さんには、やや遅い時刻までお付き合いいただいている。

 感謝です。

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