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『アニー』通信

3月28日(火)

 2幕の続きを作る。

 ミュージカル『アニー』を元にした映画は2本作られている。1本はジョン・ヒューストン監督の『アニー』(1982)で、もう1本はウィル・グラック監督の『ANNIE/アニー』(2014)である。

 1982年の映画版『アニー』は、大筋ではブロードウィ版に基づいているが、細部が結構異なっている。
 ミュージカル・ナンバーも数曲がカットされ、新たに数曲が書き加えられた(新曲を書いたのはもちろんマーティン・チャーニンとチャールズ・ストラウスのコンビ)。登場人物も、舞台版には出てこない人物(“プンジャブ”と言ウォーバックスの執事……のような、用心棒……のような男、など)が加えられていたりするので、舞台版と異なる部分を楽しむのも一興だろう。

 キャストも充実していて、ウォーバックス=アルバート・フィニー、ハニガン=キャロル・バーネット、グレース=アン・ラインキング、ルースター=ティム・カリー、リリー=バーナデッド・ピータース、プンジャブ=ジョフリー・ホールダー……と言う、当時の映画ファンやミュージカル・ファンにはたまらない顔触れがそろっている。アニーを演じたのはオーディションで選ばれた新人のアイリーン・クインである。

 映画の公開当時大学生で映画好きだった私などには、“あのジョン・ヒューストンがあの『アニー』を監督する!?”と言うことだけでもニュースであった。
 ミュージカル・マニアのために付け加えておくと、映画版でミュージカル場面をクリエイトしたのはジョー・レイトン、振付はアイリーン・フィリップス、編曲・指揮はラルフ・バーンズ、衣裳デザインはセオニ・V・アルドリッジである。

 現在、東宝シネマズ新宿(ゴジラ・ヘッドでお馴染み)がある場所に以前あった劇場「シアターアプル」のこけら落とし公演は『JACK』(1982)であった。タイトル・ロールのジャック・コールを演じたのはブロードウェイから招かれたウェイン・シレントである。
 その彼が映画版『アニー』にチョイ役のダンサーで登場していたりするのも、いま見返してみると微笑ましい。

 後にシレントはブロードウェイで振付家となり、あの『ウィキッド』を生み出すことになる。

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