『アニー』通信
3月23日(木)
2幕をどんどん作る。
ミュージカル『アニー』の音楽を手懸けたチャールズ・ストラウスは、ブロードウェイのソング・ライターとして長い経歴を誇っている。
ストラウスのブロードウェイ・デビュー作は『バイ・バイ・バーディ』(1960)。後に映画化、テレビ化(2度も。直近は昨年)されることになる大ヒット作である。
手掛けたブロードウェイ・ミュージカルの中には『ゴールデン・ボーイ』(1964)、『アプローズ』(1970)など、日本でも翻訳上演された作品もある。映画音楽も書いていて、中でも有名なのは『俺たちに明日はない』(1967/今年のアカデミー賞授賞式で作品賞を『ラ・ラ・ランド』と発表した、気の毒なウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ主演)だろう。
多作なストラウスではあるが、フロップ(失敗作)も少なくない。最大のヒット作は、やはり『アニー』になるだろう(『アニー』は第31回トニー賞の“ベスト・オリジナルスコア”を受賞。受賞者はストラウスとチャーニン)。
“Tomorrow”1曲だけでも、人々の記憶に永遠に残り続けるに違いない。(つづく)
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