『アニー』通信
3月22日(水)
2幕の稽古に入る。
ミュージカル『アニー』の作詞を手掛けたのは、アメリカの作詞家、脚本家、演出家=マーティン・チャーニンである。
チャーニンが作詞を手掛けたブロードウェイ・ミュージカルには、オスカー・ハマースタインと死別後のリチャード・ロジャース(『サウンド・オブ・ミュージック』『南太平洋』『王様と私』他)と組んだ『Two by Tow』(1970)、『I Remember Mama 』(1979)などもあるが、代表作はやはり『アニー』になるだろう。
Internet Broadway Databaseなどを見てみると、『ウェストサイド物語』初演(1957)のキャストとして名前が載っていたりもするので、若き日はミュージカル・アクターであったようだ。
1960年代にはオフ・ブロードウェイやナイトクラブのショーなどに書いたり演出したりするようになり、1970年代は活躍の場をテレビ界に移し、幾つかのエミー賞を取っている。
やがてブロードウェイに戻り、いくつかの演出作品を発表し、そして『アニー』を生み出すことになる。1977年のことである。
『アニー』ブロードウェイ初演の演出を手掛けたのもチャーニンであった。(つづく)
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