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『貴婦人の訪問』 東京千穐楽

12月4日(日)

 11月12日に開幕したシアタークリエでの『貴婦人の訪問』が千穐楽を迎えた。ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 『貴婦人の訪問』は大変成熟したミュージカルだと思う。扱われているテーマもその語り口も、とても奥深くそして繊細である。そんな“一筋縄ではいかない”手強いミュージカルに、このカンパニーで取り組むことができたのは望外の幸せであった。

 カーテン・コールでは、いつにも増して大きな拍手をいただいた様に思う。
 ひとつだけ誤算だったことがある。それは、オーケストラがエグズィット・ミュージックを演奏中、下手の袖(しもてのそで=舞台に向かって左側の、客席からは見えない場所)で山口祐一郎さんと涼風真世さんに声を掛けた時に起きた。

 私の存在に気づくと、山口さんと涼風さんはいきなり私を拉致した。エグズィット・ミュージックの演奏が終わりカーテンが再び上げられると、お2人は私を拉致したまま舞台へと出て行った。……為す術がなかった。

 さて。

 この後『貴婦人の訪問』は旅に出る。
 まずは福岡/キャナルシティ劇場で、12月9日(金)から11日(日)まで。続いて名古屋/中日劇場で、12月17日(土)と18日(日)。最後は大阪/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、12月21日(水)から25日(日)まで、である。

 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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コメント

一筋縄ではいかないミュージカル まさしくその通りです。初演初めて見たときのなんとも言えない気持ちが回を重ねるごとに一人ずつの登場人物に焦点を合わせるごとにどんどん作品にはまっていきました。勿論音楽のキャッチーなこと、それぞれの人物の心情を見事に表すこれぞミュージカルという作品。キャストが見事に役に合っているアンサンブルに至るまで実力のある奇跡の配役です。再演の今回は役を成熟させる時間、初演時の経験がいかされている、山田先生の演出が素晴らしい、少し分かりやすいよりエンターテイメント的な方向になったとも感じました。もう二度とこのキャストそしてこの作品自体を見ることは出来ないと思ってます。悔いのないよう堪能させていただきました。この難しいく奥深いテーマの作品を見事に演出してくださった山田先生 アッパレ です。ありがとうございました。

投稿: 渡辺 | 2016年12月 5日 (月) 08時21分

大阪公演見ました。初演を見たのに「凄い」と思いました。1人1人の人物像、歌のハーモニー、そして動きなどなど、とても深化していました。結末がわかっているのに、もたらされる緊張感、愛と憎しみの深さ、いろんな面ですごかったです。本当に素晴らしいミュージカルでした。ありがとうございました。

投稿: 康子 | 2016年12月24日 (土) 05時28分

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