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2016年12月の記事

プロフィール

演出家。

  日本大学藝術学部演劇学科卒業。卒業後は東宝演劇部に所属、ミュージカルを中心に、翻訳劇、コンサート、そして三谷幸喜、鈴木聡、マキノノゾミ、鴻上尚史、飯島早苗など、現代日本の劇作家の作品を演出。『チャーリー・ガール』『ジキル&ハイド』『ミー&マイガール』の演出で第28回菊田一夫演劇賞を、『シラノ』『ラ・カージュ・オ・フォール』の演出で第12回千田是也賞を受賞。

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『シスター・アクト』通信 どうぞ良いお年をお迎えください編(仮)

12月30日(金)

 稽古場最終日。オケ付きで通し稽古。

 全国ツアー〈後半戦〉に向けて“飛び飛び”ではあったが、天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』にキャスト&スタッフ全員でもう一度向き合う機会を持つことができたのは本当に幸せだった。
 パーツのひとつひとつ、ネジの1本1本にまで手を入れられた『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』は、オーバーホールを終えて最高の輝きを取り戻した。これほど充実した気持ちで稽古を終えることができるのは、ちょっと珍しい。

 さて。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』チームは年内の作業を全て終了した。ブログの更新も年内は今日まで。ご愛読、本当にありがとうございました。
 私もこれで仕事納めとなる。既に仕事納めは済ませた、と言う方も少なくないだろう。年末も年始も関係ない、と言う方もいらっしゃるに違いない。

 その全ての人に良い年が訪れます様に。

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デビー・レイノルズさん

 デビー・レイノルズさんが亡くなった。娘であるキャリー・フィッシャー(エピソード9はどうなってしまうのだろう)の後を追う様に旅立った。

 デビー・レイノルズは、ハリウッド・ミュージカルが最後の輝きを放っていた1950年代に活躍したミュージカル・スターのひとりである。ヒロインのキャシーを演じた『雨に唄えば』(1952)だけも永遠に記憶されるだろう。
 他にも『艦隊は踊る』(1955)や『不沈のモリー・ブラウン』(1964)など、60年代中頃まで多くのミュージカル映画に出演した。が、それ以降はミュージカル映画自体が下火となってしまった。
 その後はミュージカルではない映画やテレビ、舞台に活躍の場を移し、ブロードウィ・ミュージカル『アイリーン』(1973)などにも主演した(日本では大地真央さんが演じた)。

 MGMミュージカルへのトリビュートである映画『ザッツ・エンタテインメント』(1974)ではナレーターのひとりを努めた(『同Ⅲ』でも)。
 彼女の登場場面は“どこかの楽屋”と言った設えであったが、当時『アイリーン』が上演されていたミンスコフ・シアターだったのかも知れない。化粧前にはさり気なく『アイリーン』の譜面が置かれている。

 合掌。

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『シスター・アクト』通信 今年もお世話になりました編(仮)

12月29日(木)

 オケ付きで稽古。

 ただし“通し”ではない。全編をいくつかのブロックに分けて、舞台稽古と同じスタイル(3~4場面を繋げて)での“オケ付き立ち稽古”である。
 要所要所で芝居が止まるので、駄目出しや確認をその場で処理することが出来るし、必要とあらばオケ付きで“小返し(場面の一部をさらうこと)”をすることもできる。これはこれで能率が良い。

 “オケ付き立ち稽古”の後は、別キャストで何曲かオケ合わせ。明日の“オケ付き通し”に備える。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』後は、今日も『田茂神家の一族』へ。

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『シスター・アクト』通信 一度はおいで編(仮)

12月28日(水)

 オケ合わせ。

 誰もが何かと忙しい年末なので、オーケストラの皆さんとの稽古も今日を含めて3日間で済ませる必要がある。なので、オケ合わせのメニューも“全曲”ではなく、“必要と思われる個所だけ”に絞る。
 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』でオケ合わせを進行してくださるのは演出部の石川さん。独特のユーモアで愛されている戸田さんの進行(こちらの記事を参照のこと。それはそれで味わい深くて捨て難い)とは異なり、きびきびとした簡潔な進行である。

 オケ合わせの度に記していることだが、オーケストラが稽古場にやって来る日は本当にワクワクする。今日も一日、背中にオーケストラを背負い、手の届く様な距離でデロリスや仲間たちの歌声を浴びて過ごした。

 なんて幸福な仕事だろう。

 オケ合わせ終了後は、今日も『田茂神家の一族』の稽古場へ。

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『シスター・アクト』通信 福岡よいとこ編(仮)

12月27日(火)

 2幕のおさらい。

 お陰様で博多座の券売が好調なのだそうである。これはとても嬉しいニュースである。
 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』のような作品は、客席が賑やかであればあるほどその楽しさも増す。ひとりでも、カップルでも、ファミリーでも、グループでも……きっと楽しんでいただけるはずである。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の稽古後は田茂神家の一族の稽古場へ。

 三谷幸喜/作『田茂神家の一族』は、劇団東京ヴォードヴィルショーの創立40周年記念公演シリーズの掉尾を飾った、三谷作品にはちょっと珍しい寓話的でシニカルなコメディである。初演は昨年(2015年)の3月で、今回は旅を中心とした公演となる。
 再演に際しては“音楽”と、その音楽を司る“コロス”の場面をアップデートすることにした。初日は来年の1月28日(土)なのであるが、既にアップデートのための稽古が始まっている。そして、コロス場面のステージングで、今回から新たに吉本由美さんのお力をお借りしている。

 『田茂神家の一族』のツアー・スケジュールの詳細は、劇団の公式ページをご覧ください(こちらからどうぞ)。

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『シスター・アクト』通信 もういくつ寝ると編(仮)

12月26日(月)

 午前中は『クリエ・ミュージカル・コレクションⅢ』の振付/ステージング打ち合わせ。

 『クリコレⅢ』の振付は、『クリコレⅡ』に引き続いて青山航士さんの担当である。
 『クリコレ』シリーズは“歌中心”のコンサートではあるが、そうであっても、ちょっとした(時には激しい?)ダンスや洒落たステージングは欠かせない。なので「どの楽曲で、どの程度、どんなことをするか」、今日はその打ち合わせであった。

 セットリストもようやく固まった。
 『Ⅲ』『Ⅰ』『Ⅱ』同様に2幕構成である。キャストの入れ替わり(Wキャスト)が無いのでセットリストは固定であるが、1曲だけ、日によって楽曲と歌い手が変わるナンバーがある。

 どうぞ妄想を逞しくして開幕をお待ちください。

 打ち合わせ後は『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の稽古場へ。今日は1幕をおさらい。

 前回(12月20日)のブログに記した、カーテン・コールでの「みんなで歌って踊ろう」であるが、前もって振付を見て(憶えて)おきたい方のために、“振付予習用のムービー”が博多座さんの公式ページで見られる様になっている。
 これは、決して「覚えてこないといけないもの」ではないし、「絶対に踊らなければならないもの」でもないのだが、肩の力を抜いて、それぞれのモチベーションに合った形でご参加いただければ、それはそれで楽しい思い出のひとつとなるに違いない。

 公式ページへはこちらからどうぞ(モチベーションの高い方は、是非“完璧”にしてご来場ください)

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『貴婦人の訪問』通信 大千穐楽

12月25日(日)

 2016年の『貴婦人の訪問~The Visit~』が、ツアー最終地である大阪/梅田芸術劇場 シアタードラマシティで千穐楽を迎えた。

 9月28日の稽古初日から足掛け3カ月。季節の変わり目にもかかわらず全員が無事に完走できたことを、まずは喜びたい。
 キャスト&スタッフ、上演にかかわってくださった全ての皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ご来場くださった皆さんに、この場を借りて御礼申し上げます。

 しかし、終わってみれば「あっと言う間」の3カ月であった。キャストの皆さんからも「もっとやりたい」「寂しい」と言う声が少なからず上がっていた。中でも涼風真世さんは誰よりも名残惜しそうである様に感じた。
 が、そう見えた涼風さんは「終わりがあるからいいんですよね」ともおっしゃった。始まった舞台にはいつか終わりがくる。だから私たちは1回1回を無心に務めることができるのかも知れない。

 『貴婦人の訪問』はミステリーである。
 ミステリーを読む(或いは観る)時の鉄則は、「作中での誰かの発言は、それが作中で客観的に裏付けられない限り、真実と思ってはいけない」である。それがどんなに真実味を持って語られたとしても、である。

 『貴婦人の訪問』では、主人公であるアルフレッドとクレアの発言が食い違う。では、どちらが真実を語っていたのか? はたまた、どちらの発言も真実ではないのか?

 『貴婦人の訪問』は本当に面白い。何しろミステリー好きなので。

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『シスター・アクト』通信 博多座編(仮)

12月20日(火)

 ラストシーン、そしてカーテン・コールを思い出し。その後、ミュージカル・ナンバーの幾つかをおさらい。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』のカーテン・コールでは「みんなで歌って踊ろう」と呼ばれるコーナーが用意されている。
 劇中で歌われる「さあ、声を出せ!(Raise Your Voice)」を舞台上のキャストとお客様とで一緒に歌い踊って、劇場中で楽しいひと時を共有しよう……的な企画であるが、このコーナーはもちろん博多座でも継続される。

 それがどんな様子で行われているのか、前もってお知りになりたい方のために、帝劇公演6月19日の“特別カーテン・コール”の映像へのリンクを張っておく(こちらからどうぞ)。
 映像の6分を過ぎたあたりからコーナーが始まり、6分20秒あたりからパブロ(上口耕平さん)とジョーイ(KENTAROさん)の振付講座がスタートするので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。

 因みに、6月19日は森公美子さんの帝劇千穐楽だったので、カーテン・コールも通常とは異なる特別ヴァージョンである。なので「みんなで歌って踊ろう」コーナーのテンションも通常よりやや高いかも知れない。

 そう思って、ご覧ください。

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『シスター・アクト』通信 九州編(仮)

12月19日(月)

 2幕の後半を思い出し。

 今のところは大変順調に“思い出し”ている。そして、ただ思い出すだけでなく、“ドラマにとって大切にされなければならない点(脚本の構造)の確認”はしっかりとさせてもらえているので、現時点では「新鮮、且つ、余分なものが削ぎ落されたとても良い感じの芝居」である。
 ひとつだけ心配なことがあるとすれば、せっかく上手く“思い出し”た様々なことが、「飛び飛び」の稽古のせいで、“また”思い出さなければならないことになりはしないか、と言うことである。

 ……分かり難い文章だなあ。

 話は変わる。

 稽古後は『クリエ・ミュージカル・コレクションⅢ』の打ち合わせ。音楽監督の八幡茂さん、演出補の小川美也子さんと。

 今回取り上げる楽曲は全部で35曲前後になりそうである。これは『クリコレⅠ』『Ⅱ』の時よりもやや多い曲数である。『クリコレⅢ』では『Ⅰ』『Ⅱ』よりもキャストが1人増えているので、その分曲数も増えるのである。必然的に、上演時間も『Ⅰ』『Ⅱ』よりは伸びることになるだろう。

 ……2時間40~50分程度に収まると嬉しいのだが。

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『シスター・アクト』通信 Go West!(仮)

12月15日(木)

 1幕中盤と2幕前半を思い出し。

 博多座の開場は1999年6月。私は早くもその翌月に『ローマの休日』で博多座を訪れた。以後『サウンド・オブ・ミュージック』『イーストウィックの魔女たち』『風と共に去りぬ』『ダンス オブ ヴァンパイア』『三銃士』でお邪魔している。

 博多座は、本格的な歌舞伎の上演にも対応できる設備を備えている。それもあって、客席や舞台の構造は、東京の劇場の中では明治座や新橋演舞場に近いかもしれない。であるにもかかわらず、ミュージカルの上演に対する配慮も十分になされており、私がお邪魔した上記の作品は全てミュージカルである。
 客席は3階まであるが、3階席でも舞台はそれほど遠くには感じない。そして音の響き具合がとてもいい。大好きな劇場のひとつである。

 キャストやスタッフの中にも博多座のファンは少なくない。博多座に加えて、博多の街が好きだ、という関係者も多い。美味しい食べ物屋さんも豊富だし、空港から街中へのアクセスも抜群に良い。

 博多座、行きたくなってきたでしょ?

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『シスター・アクト』通信 そして西へ!(仮)

12月14日(水)

 1幕の後半を思い出し。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』は、帝劇での公演とそれ以降のツアー公演とでは演出に若干の違いがある。

 その違いは、帝劇とそれ以外の会場の“仕込み条件”の違いに起因しているのだが、具体的には、帝劇以外の会場では舞台美術が若干省略されているのである。
 省略されたのは、教会内部の2階回廊ブリッジや丸ステンドグラス下部の壁、天井に架かる幾つかのアーチ……などである。それらが省略されても物語的には何の支障もないのだが、あればあったでやはり頼もしい。
 それら省略された物の中で一番影響が大きいのは、オーケストラ・ピットに渡されている2本のブリッジであろう。

 オケ・ピットのブリッジが無い会場では、(当然のことながら)キャストは舞台前端以上に客席に近づくことはできない。キャストが客席に下りて行くこともできない。なので、それらの会場では“客席を使った”演出が“客席を使わない”ように変更されているのである。
 客席を使っても使わなくても物語には何の違いもないのだが、両者を比較してしまうと、やはりちょっぴり寂しいかもしれない。

 博多座では帝劇と同じ“フル飾り”に戻る。劇場条件が良いのと、長期公演なので仕込み時間をしっかり取ることができるから、なのであるが……。

 ぜひ博多座へ。

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『シスター・アクト』通信 西へ!(仮)

12月13日(火)

 天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~の思い出し稽古。

 今年の『天使にラブ・ソングを~シスターアクト~』は、5月22日に帝劇で開幕した。続く全国ツアー〈前半戦〉は7月2日の大阪から始まり、8月6日の仙台で幕を閉じた。
 そして、全国ツアー〈後半戦〉が、いよいよ1月7日の福岡・博多座から始まる。前半戦最終地の仙台からは“約4カ月の空白”があるので、ここで改めて思い出し稽古をするのである。

 今日は1幕の前半を思い出し。

 キャストの皆さんは、稽古を含めるとほぼ4カ月間『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』漬けだった。わざわざ“思い出す”までもないだろう……と思っていたのだが、現実には“憶えている”部分もあるが、“そうでもない”部分もある、と言う感じであった。“憶えている”人もいれば、“思い出せ!”と言う人もいた。
 とは言っても、ここに面白おかしく記せる程度の、微笑ましいレベルでの話である。稽古の1回目では確かに覚束ない個所があったかもしれないが、一度確認すれば様々なことが鮮やかに蘇り、2回目には“昨日も公演があった”かの様であった。

 この思い出し稽古は年内30日まで続く。ただし、『貴婦人の訪問』のツアーなど、他作品と掛け持ちになるキャストがいたりもするので、それを縫って“飛び飛び”の稽古となるのだが。

 どうぞ“飛び飛び”でお付き合いください。

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『クリコレⅢ』通信

12月12日(月)

 『クリエ・ミュージカル・コレクションⅢ』 の舞台美術打ち合わせ。

 『クリエ・ミュージカル・コレクション』(通称 『クリコレ』  は、選りすぐったミュージカル・ナンバーを集めた(コレクションした)コンサートである。2014年1~2月に第1弾がシアタークリエ他で上演され、その好評によってシリーズ化されることになった。
 第2弾の『クリコレⅡ』上演は2015年の2~3月で、『クリコレⅢ』は2年ぶりの最新作である。

 打ち合わせの顔触れは、美術デザイナーの松井るみさん、舞台監督の山本圭太さん、プロデューサーの服部優希さんと私。松井さんと山本さんは『クリコレ』シリーズには初登場である。
 美術デザイナー(と照明デザイナー)は『Ⅰ』『Ⅱ』『Ⅲ』と回を重ねる毎に変わっているのだが、『クリコレ』自体のフォーマットは変えていない。その変わらないフォーマットの中に何を持ち込むか。デザイナーの個性が垣間見えて中々興味深い。

 話は変わるが、コンサートやショーでは「誰が何を歌うのか」も楽しみのひとつだと思う。なので、このブログでは曲目についてはなるべく触れないようにするつもりである。

 どうぞ首を長くして開幕をお待ちください。

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『アニー』制作発表!

12月9日(金)

 日本テレビへ。ブロードウェイ・ミュージカルアニーの制作発表。

 制作発表に登場したのは、藤本隆宏さん(ウォーバックス)、マルシアさん(ハニガン)、彩乃かなみさん(グレース)青柳塁斗さん(ルースター)、山本沙也加さん(リリー)、そして新アニーの2人=野村里桜さんと会百花さん、それに私である。キャストの全員が扮装で登壇したので、会場内は開始早々から新生『アニー』の雰囲気で満ち溢れた。
 皆さんの衣裳とヘアは新生『アニー』のためのニュー・デザインである。扮装した一同を見ているだけで、私などはワクワクしてくる。衣裳デザイナーは朝月真次郎さん、ヘアメイク・デザイナーは川端富生さんである。

 制作発表では登壇したひとりひとりが抱負や喜びを語り、取材の方と質疑応答を交わし、その後は写真/動画の撮影、そして囲み取材が行われた。その様子は既に色々な所で記事になっているので、ご興味のある方は「アニー」「制作発表」「2016」などのキー・ワードで検索してみていただきたい。
 そして、公式ページでは全キャストや東京公演の日程も発表になっている(公式ページへはこちらからどうぞ)。

 『アニー』は2017年4月22日(土)開幕。東京公演の会場は新国立劇場 中劇場である。

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『貴婦人の訪問』 東京千穐楽

12月4日(日)

 11月12日に開幕したシアタークリエでの『貴婦人の訪問』が千穐楽を迎えた。ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 『貴婦人の訪問』は大変成熟したミュージカルだと思う。扱われているテーマもその語り口も、とても奥深くそして繊細である。そんな“一筋縄ではいかない”手強いミュージカルに、このカンパニーで取り組むことができたのは望外の幸せであった。

 カーテン・コールでは、いつにも増して大きな拍手をいただいた様に思う。
 ひとつだけ誤算だったことがある。それは、オーケストラがエグズィット・ミュージックを演奏中、下手の袖(しもてのそで=舞台に向かって左側の、客席からは見えない場所)で山口祐一郎さんと涼風真世さんに声を掛けた時に起きた。

 私の存在に気づくと、山口さんと涼風さんはいきなり私を拉致した。エグズィット・ミュージックの演奏が終わりカーテンが再び上げられると、お2人は私を拉致したまま舞台へと出て行った。……為す術がなかった。

 さて。

 この後『貴婦人の訪問』は旅に出る。
 まずは福岡/キャナルシティ劇場で、12月9日(金)から11日(日)まで。続いて名古屋/中日劇場で、12月17日(土)と18日(日)。最後は大阪/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、12月21日(水)から25日(日)まで、である。

 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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