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『貴婦人の訪問』通信

10月11日(火)

 立ち稽古。まずM1「栄光のファンファーレ」をおさらい。続いて1幕9場、10場、11場を思い出し。

 1幕9場は「ギュレンの警察署」。主人公=アルフレッド・イル(山口祐一郎さん)は幼馴染の警察署長=ゲルハルト・ラング(今拓哉さん)を訪ねる。
 ここではミュージカル・ナンバー「永遠の友達」が歌われる。いつまでも変わることのない“美しい友情”を歌ったナンバーである。が……。
 ここにはもう1曲「奴を追え」がある。「奴を追え」は、間に芝居を挟みつつ、11場の終わりまで続く。

 「奴を追え」で9場とつながる10場は「市庁舎」。アルフレッドはここでは市長=マティアス・リヒター(今井清隆さん)と対峙する。そして11場は「教会の礼拝堂」。ここを司るのは牧師のヨハネス・ライテンベルグ(中山昇さん)である。
 世界的大富豪=クレア・ツァハナシアンが街主催の歓迎式典で行った“ある提案”。それがアルフレッドを苦しめることになる。アルフレッドが感じた大いなる不安。それは彼の思い過ごしなのか。それとも……?

 稽古は更に、1幕6場“テレホン・シークェンス”とM3「彼女は型破り」のおさらい。そして稽古後、プログラム向けの対談。
 対談のメンバーは山口さん、今井さん、石川さん、今さん、中山さん、それに私である。稽古と同様に和気あいあいと進んだ対談であった。と同時に大変内容の濃い対談でもあった。もしプログラムを読んで「簡潔で明瞭な良い対談だ」と感じたとしたら、それはライターさんの功績が大である。

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