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『貴婦人の訪問』通信

10月29日(土)

 シアター1010へ。

 近年は、この劇場で初日を開け、ここからツアーへと出て行く公演が少なくない。現在各地をツアー中の『雪まろげ』もそうであるし、現在シアタークリエで上演中の『一人二役』も、昨年の『貴婦人の訪問』もそうであった。

 今日、明日は終日スタッフ・ワークである。明後日からの舞台稽古に備えて、大勢のスタッフが至る所で動いている。
 作品作りの根幹である“道具調べ・照明合わせ”は14時からスタート。いつもの様に、幕開きから順番にセットを飾り、動かし、そして照明のキューをひとつずつプレビューして行く。

 複数の会場で上演される作品では、舞台美術や照明の仕込み、俳優の位置や動線などは、極力共通で済むように計画を立てることになる。しかし、全ての劇場条件を共通の仕様で乗り切ろうとすると“どの劇場でも中途半端”と言うことにもなりかねない。その兼ね合いが難しい。
 『貴婦人の訪問』は今年は5か所の会場を回る。なので小道具や大道具ワゴンの飾り位置は、会場条件に合わせて幾つかのパターンを作ることになる。そうすることで、それぞれの会場に相応しい見え方を担保しているのである。

 ただ、問題がひとつあって、「初演では、どの会場で、何の位置を、どのように変更したのか」、その記憶がみんな曖昧なのである。残されている“位置データ”の信ぴょう性もイマイチ疑わしい。

 初演ではみんな「幕を開けること」で精いっぱいだったのだなあ……という話である。

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