『貴婦人の訪問』通信
10月28日(金)
稽古場最終日。2回目のオケ付き通し稽古である。
今日は特に1幕が、今までになく面白く感じた。
さびれた地方都市のしがない雑貨屋店主=アルフレッドが運命に弄ばれて行くさまが、時にユーモラスに、特に残酷に、説得力を持って伝わって来たからである。
そして、通し稽古終了後、稽古場最後の駄目出し。
振り返ってみれば、充実した、手応えのある稽古場であった。カンパニー一同の“芝居と向き合う距離感”の様なものが絶妙だった。
駄目出しを終えた後、稽古場の撤収をスタッフに任せてシアター1010(せんじゅ)へ。
1010では朝から仕込み作業がスタートしている。
私が到着した頃には基本舞台は建ち上がり、その他の大道具の仕込みや、照明のフォーカシング作業が行われていた。
明日と明後日は終日スタッフ・ワーク。舞台稽古は明々後日から。
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