『貴婦人の訪問』通信
10月17日(月)
立ち稽古。ミュージカル・ナンバーをいくつか整理した後、2幕3場、7場、8場を稽古。
2幕3場は再び「ホテルのスイート・ルーム」である。
クレアが逗留しているあの部屋に、今度は校長と市長が現われる。2人はクレアに“建設的な”提案をするためにやって来たのだが、その提案を聞いたクレアは……。
この場面にはクレアのナンバー「世界は私のもの」がある。その中で、校長と市長は“驚くべき事実”を知ることになる。
2幕7場は3度目の「コンラーツヴァイラーの森」。
ここまでに色々な展開があって、ああなってこうなって、で、アルフレッドはクレアに会うために森を訪れる。そして2人は「愛は永遠に」を歌う。
そして、ラスト・シーンである2幕8場。「ホテル“黄金の天使”の中」である。
1幕でクレアの歓迎式典が行われた場所であるが、ここでは“別の”集会が行われている。お世辞にも美しいとは言えなかった大広間もリノベーションを終えて見違えるようになっている。何の集会が行われているのか、と言うと……。
これで全場面にひと通り手を着けた。まずは「ホッとひと息」である。
昨年の初演時の稽古は試行錯誤に次ぐ試行錯誤で、作っては壊し、また別のものを作ってまた壊し……と言った様相であった。
今回は、叩き台として初演の上演成果があるので、変更やヴァージョン・アップはあるにせよ、稽古はスムーズである。
まだ全体を繋げてみた訳ではないので判断するには時期尚早かもしれないが、色々な個所に施された細かい修正や調整が確実に実を結びつつある、と感じる。早く通してみたくてウズウズしている。
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