『シスター・アクト』通信
5月10日(火)
通し稽古、1回目。
職業柄、“その日に起こるだろうこと”を予測しておくことが習慣になっている。
今日で言えば「通し稽古でどんな問題が発生するか」や「その問題をどう解決するか」などだが、私は「“悪い方”に予測しておいて、実際には“それほど悪くなかった”のでよかった」と思いたいタイプである。
今日も“どんなことが起きても”立ち直れる様に、「色々なことがうまく運ばない通し稽古」を想定して臨んだのだが……。
明日にでも劇場入りしたい。そう思ったほどの、充実した、手応えのある通し稽古であった。
(昨日のつづき)シュトゥットガルトで『シスター・アクト』が上演されていたのはステージ・アポロ・シアターである。
ステージ・アポロ・シアターは、シュトゥットガルト空港から市街地へ向かう道のりの途中にある。ホテル、スパ、そして2つの劇場から成る複合施設なのだが、「なんでこんな郊外に?」と思う様な田園風景の中に立地している。
ビジネスでシュトゥットガルトを訪れたビジネスマンの家族が、父親の仕事中にここで時間をつぶすのだ、という話を聞いたが、本当かどうかは分からない。
それはともかく、ステージ・アポロ・シアターは、1994年12月2日、『ミス・サイゴン』で開場し(歌唱指導の矢部玲司さんがオリジナル・キャストとして出演されていた)、今日まで数々のヒット・ミュージカルを(ドイツ語で)上演して来た。
現在は『ターザン』が上演されている。(つづく)
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