『シスター・アクト』通信
5月12日(木)
通し稽古、3回目。
通しを重ねる毎に課題がひとつひとつ解消されて行く。作品の成長を日々実感できる、大変充実した稽古場になっていることが嬉しい。
稽古終了後、我々スタッフやキャストが今まで溜まり場にしていたスペースを明け渡す。そのスペースに、楽器と音響機材が運び込まれる。
明日から待ちに待ったオケ合わせ。音楽の情報量が桁違いに増える。
(昨日のつづき)シュトゥットガルト空港で田井中さんと別れ(別々の便なので)、帰国の途に就いたのは2013年の8月25日である。
私は18時55分発のLH0137便でフランクフルトへ向かう……はずだった。
保安検査を済ませ、搭乗ゲート前のベンチで搭乗開始のアナウンスを待つが、いつまでたってもアナウンスが流れない。
時刻表では、フランクフルト到着は19時45分である。フランクフルトから成田に向かう便は21時05分発。通常なら「待ち時間が少なくてありがたい」と思う時間設定であるが、今はそれが不安材料になる。
ようやく搭乗手続きが始まり、LH0137便がシュトゥットガルトを飛び立った時には20時を回っていた、と思う。フランクフルトまでの50分のフライトが、その何倍にも感じられた。
フランクフルト空港に着陸し、バスに運ばれてターミナル・ビルに着くと、私の名前が書かれた“ボード”を掲げてJALの地上職員の方が立っていた。(つづく)
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