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『ジキル&ハイド』大千穐楽

4月10日(日)

 2016年の『ジキルハイド』が愛知県芸術劇場大ホールにて大千穐楽。

 ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。そして、キャスト、オーケストラをはじめ、公演関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 『ジキルハイド』上演の歴史は挑戦の歴史であった。
 日本のミュージカル界で何ができるのか、何をしなければいけないのか。2001年の日本初演(と、それに先立つ準備期間)以来、『ジキルハイド』には多くの人びとのそんな思いが注がれてきた。思いの全てが実を結んだわけではなかったかも知れないが、そうであった部分は次の機会に必ず俎上に載せた。

 20世紀よりこの仕事に関わっている者のひとりとしては、2016年の『ジキルハイド』は翻訳ミュージカルの一つの到達点であると思う。
 『ジキルハイド』の上演がミュージカル上演のクォリティを底上げする一助になれば、舞台人の端くれとして、これほど嬉しいことはない。

 果たして次回はあるのか、それがいつになるのか。今は何もわからない。が、その時はきっと来るだろう。その時のために、何をしなければいけないのか、いま一度考えたいと思う。

 「また会おうジキル!」(台本より)

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