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『シスター・アクト』通信

4月27日(水)

 立ち稽古。2幕に入る。

 まず2幕2場にあるミュージカル・ナンバー「日曜の朝のフィーバー」をステージング。ステージングは田井中智子さんである。
 7分に及ぶこのナンバーでは、デロリスに率いられた聖歌隊が成功の階段を上って行く様がモンタージュされる。このナンバーの間に、ひと月近くの時間が流れる。

 修道院では色々なことが変わり始めた。
 日曜のミサには、聖歌隊のパフォーマンス目当てに信者が押し寄せた。閉鎖寸前だった寂れた教会には改修が施され、往時の輝きを取り戻した。聖歌隊のシスターたちは、歌うことの喜びを今までになく感じている。
 そんな変化をオハラ神父は好機と捉え、聖歌隊を大プッシュする。変わり行く修道院の有様を、修道院長は苦々しく眺めていた。

 「日曜の朝のフィーバー」のステージングをひとまず終え、2幕1場と2場の稽古。

 1場は教会の「告解室」(こっかいしつ)。
 告解室とは“告解をする部屋”のことである。告解とは神様に罪を告白することで、もう少し馴染みのある言葉で言えば「懺悔室(ざんげしつ)」となろうか。その部屋に、オハラ神父は修道院長とデロリスを呼び出した。
 修道院長とデロリスは、デロリスが修道院にやってきた日から犬猿の仲であった。デロリス率いる聖歌隊の反響の大きさを目の当たりにしたオハラ神父は、そこで一計を案じることにした……。

 続く2場は、丸々がミュージカル・ナンバー「日曜の朝のフィーバー」である。
 今日の前半でステージングされた部分以外にドラマ・パートがあり、そのドラマ・パートを稽古。ドラマ・パートの整理がついたところで、中断していた「日曜の朝のフィーバー」のステージングに戻る。

 ミュージカル・ナンバーのステージングや振り付けにはとても時間がかかる。「日曜の朝のフィーバー」の様に大人数が登場し、構造も複雑なナンバーは殊更である。

 今日も長時間の稽古、お疲れ様でした。そして、明日もまた新しい場面。

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コメント

『シスター・アクト』通信 山田和也先生 毎回読ませて頂いています。
お稽古も中盤、カンパニーの皆さんが苦しみ、又楽しみながらの様子がよく解り、ついつい毎日楽しみにしている今日この頃。
そして、鳳蘭さんの『旭日小授賞』おめでとうございます。
蘭寿とむさんの帝国劇場初出演と二重の喜びです。
とむさんのデロリス、初日が楽しみ‼ チケットと共に待ってます。
もちろん、森さんのデロリスも見に行きますよ!
楽しみ‼ 楽しみ‼

投稿: ようちゃん | 2016年4月29日 (金) 10時58分

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