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『シスター・アクト』通信

4月25日(月)

 1幕11場にあるミュージカル・ナンバー「いつか、あいつになってやる」の振り付け。振付は大澄賢也さんである。

 エディ・サウザー巡査は、偶然再会した高校時代の同級生=デロリスに、高校時代からずっと好意を抱いていた。
 その事実はデロリスも知っているのだが、デロリスの側にはエディに対して恋愛感情は一切ない。エディは職務上“デロリスを危険から遠ざけるべく”奮闘するのだが、その対応のいちいちがデロリスの反発を招き、プライベートな思いとは裏腹にどんどんデロリスに嫌われて行く……。

 「いつか、あいつになってやる」は、そんなエディの切ない心情を歌ったナンバーである。
 ここで言う“あいつ”とは、1977年の末に封切られて世界中にディスコ・ブームを巻き起こした大ヒット映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の主人公=トニー(演じるのはジョン・トラボルタ)である。
 エディを演じる石井一孝さんは、“この時代の音楽をよく知っている”ことがここでは大きな強みになっていると思う。それは振付の大澄さんにも言えることである。

 大澄さんの振り付けは、構成は前回を踏襲しているが、振りには細かく手を入れている。そのお陰で“ナンバーの中で起きていること”はより分かり易くなり、あの時代のディスコの気分も一層濃厚になったと思う。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』グレード・アップ計画、着々と進行中。

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