『シスター・アクト』通信
4月29日(金)
とても嬉しいニュースが飛び込んで来た。鳳蘭さんが春の叙勲で旭日小綬章を受章された。鳳さん、おめでとうございます。
で、今日は2幕4場、5場、6場、7場を立ち稽古。
2幕4場は「修道院長室」。鳳さんの場面からスタートである。
現代(1977年)風に大きく変わって行く修道院の姿に、修道院長の嘆きは頂点に達していた。折も折、院長室の電話が鳴る。電話の主は……。
ここには修道院長のナンバー「主がおられない」がある。昨日のブログに記した“ロンドン盤CDには存在しない”ナンバーがこれである。
5場は「メアリー・クラレンス(デロリス)の部屋」。
昨日ステージングした「私たちのショーに祝福を」と、それに続く芝居部分を稽古。物語はこの辺りから思いがけない方向に進み出す。
6場は教会の「物置部屋」。ここには宮澤エマさん演じるシスター・メアリー・ロバートのナンバー「私の生きてこなかった人生」がある。
そして7場は「エディのアパート」。ここには「私は伝説になる!/リプライズ」があるが、今日の稽古メニューはその前半部分=エディが歌う部分まで。デロリスが歌う後半部分は明日のメニューである。
本日最後のメニューは、M11「日曜の朝のフィーバー」のおさらい。
繰り返しさらうことで、ミュージカル・ナンバーに込められている“物語”の輪郭が、少しずつだが、はっきりとして来る。ミュージカルでもストレート・プレイでも、一番大切なのは“ストーリーをお客様に伝えること”だと思う。
朝、稽古場へ向かう時に「街の雰囲気がいつもと違うな」と思ったら、もうゴールデン・ウィークが始まっていた。皆さん、どうぞ良い休日をお過ごしください(我々は良い稽古ですが)。
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