『ジキル&ハイド』通信
2月9日(火)
1幕7場(「生きている」)をおさらい(予定時刻より早く形になったので「嘘の仮面」もおさらい)。その後、1幕8場(B)を作る。
1幕8場(B)は「ロンドンの通り」である。
(B)があると言うことは(A)もあるわけで、(A)は「ジキルの書斎」である。が、(A)は明日のメニューなので、今日の所は(B)を稽古。
ジキルの屋敷が建つのは、ロンドンのハーレー・ストリート46番地。ハーレー・ストリートは、リージェント・パークのすぐ南側を南北に走る通り(ストリート)である。
この地区も貴族が多く住んだ高級住宅街であった。そしてハーレー・ストリートには、貴族たちを相手とする一流の医院が集まっていた(現在でもそうらしい)。ジキルの医院も上流階級を相手にしていることが、その住所から窺い知れるのである。
で、1幕8場(B)であるが、ここでは“ジキルの屋敷を訪れていたルーシーが屋敷を出て、〈ロンドンの通り〉を歩き、自分の暮らす街=カムデン・タウンに辿り着くまで”が描かれる。
この場面も丸ごとがミュージカル・ナンバーで、ここで歌われるのはルーシーのナンバー「あんなひとが」である。このナンバーもコンサートやライヴで歌われることの多い楽曲であるが、ここではオリジナルの「あんなひとが」をご堪能いただきたい。
稽古後は公演プログラム向けの対談。誰との対談だったのかは公演プログラムで。
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