『ジキル&ハイド』通信
2月5日(金)
立ち稽古。1幕4場をおさらい。その後、1幕5場に手を着ける。
5場が「売春宿“どん底”の前と店内」であることと、“どん底”がカムデン・タウンにあることは一昨日のブログに記した。
ロンドンの地図でカムデン・タウンを探すと、そのすぐ左下にリージェント(ツ)・パークが見つかるだろう。ダンヴァース邸などが建つ高級住宅地と、「暗くて陰気なスラム街」(台本より)とが目と鼻の先、「表」と「裏」の関係に位置しているのである。
で、5場だが、ここは2つのシーンに分かれている。
前半は“どん底”前の通り。ここでは、4場までの「貴族たちの世界」とは打って変わって、底辺の人々の「生き地獄の様な暮らし」を目撃することになる(「嘘の仮面/リプライズ1」)。
後半は“どん底”の店内。ここではミュージカル・ナンバー「連れてきて」が歌い踊られ、ジキルとルーシーが出会い、そしてジキルは密かに“ある決意”を固める……。
連日、やや長時間の稽古となっている。
今回の『ジキル&ハイド』は再演である。なのに稽古に時間が掛かるのは、私も、振付のうーちゃん(本人の希望により)も、続投キャストも、「前回を思い出す様な稽古にはしたくない」と考えているからである。
でも、明日はちょっぴり早く終れる……かも。
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