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『ジキル&ハイド』通信

2月2日(火)

 立ち稽古。

 まず、「嘘の仮面」のステージング、昨日の続き。
 様々な個所が整理されて、色々なことが鮮明に見える様になってきた。けど、まだ未完成。なので、明日もまた続き。

 次に、プロローグ~1幕1場のおさらい。
 今回の石丸さんは、今までやっていたのとは異なる“解釈”や“表現”を随所で試みている。その結果、今まで見えていなかったことが急に見えてくる、と言う様なことが度々起こる。
 芝居って、本当に奥が深い。

 その後、1幕3場に手を着ける。
 3場は「セント・ジュード病院」。病院の理事たちが集まり、最高理事会が開かれている。議題は「ヘンリー・ジキル博士から出された“実験”の請願を了承するか、否か」であるが、理事会は紛糾し……。

 ここで、理事の面々をご紹介しておこうと思う。

 理事会の議長であるダンヴァース・カルー卿(ジキルの婚約者=エマの父親でもある)を演じるのは今井清隆さんである。
 サベージ伯爵は林アキラさん、グロソップ将軍は阿部裕さんで、お2人は日本初演(2001年版)でも同じ役を演じていらした。
 弁護士のプループス卿は松之木天辺さん、そして、ビーコンズフィールド侯爵夫人は塩田朋子さんである。ベイジングストーク大司教が宮川浩さんであることには以前触れた。

 この理事会の場面も、とても『ジキルハイド』らしい場面である、と言えるだろう。激しい、うねる様な音楽、絶え間ない緊張感、濃密なディスカッション……。

 『ジキルハイド』は、幕開きから“見せ場”の連続である。

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