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『ドッグファイト』千穐楽

1月8日(金)

 愛知県の太田川へ。

 名鉄常滑線・太田川駅前にある東海市芸術劇場 大ホールにて、ミュージカル『ドッグファイト』が千穐楽。
 ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。キャスト、ミュージシャン、そしてスタッフ、関係者の皆さん、お疲れ様でした。

 東海市芸術劇場は、昨年の10月4日に開場したばかりの新劇場である。
 大ホールは座席数1024席で、『ドッグファイト』の会場としては最も大きい。ホール全体が余裕をもって作られているので、客席空間の印象はサンケイホール ブリーゼと比べるともうひと回り大きく感じる。
 舞台袖や楽屋周りにも余裕があるので、仕事場としては快適である。キャストの裏動線と大道具、小道具の格納場所がパズルの様に入り組んでいた今までの会場とは別次元で、なんだか生活程度がワンランク上がったみたいな気分にもなる。

 それはともかく、本編自体はいつもの様に始まり、いつもの様に休憩を挟み、そしていつもの様に終演した。いつもより客席の笑いが少なくも思えたが、リピーターさんが大勢いらっしゃるだろうと想像すれば、まあそんなものだろう。

 本編終了後、カーテン・コール。いつものカーテン・コールと、バンドさんによるいつものEXIT MUSICの演奏に続いて、千穐楽につき、屋良さんの司会でキャスト全員のご挨拶。
 末澤さんは東京千穐楽に続いてメソメソし、「東京楽の挨拶が長い」と座内で不評だった中河内さんは、クギを刺されて短めにまとめた。

 そしてカーテン・コール終了後、楽屋廊下で三本締め。これで『ドッグファイト』カンパニーとも本当にお別れである。

 いつの日か、また愛すべきおバカたち“スリー・ビーズ”と再会できる日が来ることを願っている。
 世界情勢を伝える連日の報道に接すると、ミュージカル『ドッグファイト』の価値はますます高まっている様に思われる。

  『ドッグファイト』の中で起こる悲しい出来事が、いつの日か「物語の中だけのこと」になります様に。

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