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『ドッグファイト』通信

11月23日(月)

 立ち稽古。ラストシーンを作る。その後、2幕をおさらい。

 バードレイスがドッグファイトに連れ出したローズ・フェニーは、「音楽好きな女の子」と言う設定になっている。
 1960年代前半の物語らしく、彼女のレコード・コレクションには「キングストン・トリオ」「オデッタ」、そして「ウディ・ガスリー」などの名前が並んでいる。自分でも拙いながらギターを弾き、曲を作ったりもしている。

 1950年代から60年代にかけて、アメリカでは「公民権運動」が大きな高まりを見せていた。ローズが好んで聞く音楽の種類にも、それは少なからず反映されていると言えるだろう。
 一方、バードレイスは音楽に関しては(恐らく、音楽以外の芸術や文化にも)無知で無関心。女の子を口説く目的で、知ったか振りして音楽を語り、うさん臭がられる様な男である。

 こんな2人が出会って、果たしてどんなことが起こるのか?

 その顛末は、どうぞ劇場で。

 そのローズを演じる宮澤エマさんの、今日はお誕生日。
 どうやってサプライズを仕掛けたものか皆で知恵を絞り、屋良さんの提案で「ある場面の稽古の中で」決行、と言うことになった。
 その場面では、宮澤さん演じるローズの前に「料理の皿」が運ばれてくることになっていた。その皿の代わりに「ケーキ」を運んでくる、と言う作戦である。

 見事なサプライズだったことをご報告しておきたい。

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