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『TDV』通信

9月22日(火)

 振り付け・振り起こし。

 日本版『ダンス オブ ヴァンパイア』の初演は2006年7月2日に開幕した。

 終演後に帝劇のロビーで開かれたオープニング・パーティの席で、脚本・作詞のミヒャエル・クンツェさんはこうおっしゃった。
 「演出家と言う人々は本(脚本)が読めません。(会場内、爆笑)本の読める演出家は世界中に10人しかいません。(更に爆笑)その1人が山田さんだ。」

 もちろんこれはクンツェさん一流のジョークであるが、例えジョークであったとしても、作者から「本の読める演出家」だと言われて、私は悪い気はしなかった。

 今になって思うのは、あの言葉には「ブロードウェイ進出にまつわるあれやこれや」が込められていただろう、と言うことである。
 私たちに「台本とスコアを守って欲しい」と望んだ思いも想像に難くない。

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