『貴婦人の訪問』シアタークリエ通信
8月12日(水)
シアタークリエへ。
午前中は音響チームとオーケストラでサウンド・チェック。並行して照明デザインの続き。午後は場当たり稽古。
場当たり稽古は、会場が変わる度に行う必要のある、立ち位置や登退場を会場に合わせて調整する稽古である。で、クリエでの見え方(或いは「見えなさ」加減)に合わせて必要な処置を施す。
もともとクリエでの上演を想定して舞台美術も考え、稽古も重ねて来たので、変更を必要とする個所は舞台上にはそれほど多くは存在しない。むしろクリエで厄介なのは「袖中(舞台の懐。舞台から退場したその先)」である。
クリエの袖中は、今回『貴婦人の訪問』が訪問するどの劇場よりも狭い。なので大道具をどこにどうやって収納するか。その隙間を縫って小道具をどう出し入れし、どう格納するか。更に、キャストはその隙間をどう縫って舞台に登場し、退場後どうやって次の場所へ辿り着くか……?
舞台上のあれこれを直すより、遥かに手間の掛かる場当たり稽古であった。
さて。
明日は東京公演の初日。お天気がちょっと心配ではあるが……。
どうぞ良い初日になります様に!
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