『貴婦人の訪問』通信
7月6日(月)
振り付け&振り固めデー。
まず、先日の稽古でスキップしたミュージカル・ナンバー「モラルの殿堂」を振り付け。
2幕4場にあるこのナンバーは、中山昇さん演じる牧師とギュレン市民たちよる“エクストラヴァガンザ(extravaganza)”的場面である。
“エクストラヴァガンザ”と言うのは余り聞き慣れない言葉だろうと思うが、「派手な」「壮麗な」「金の掛かった」ショーのことを言う。
「モラルの殿堂」は、金こそ掛かってはいないが、「派手」で「壮麗」な、裏返せば「薄っぺら」で「空虚」な、牧師とギュレン市民たちによる狂騒的場面と言うことになる。
「モラルの殿堂」をひと通り作った後、「贅沢しても」の振り直しと固め。
今日の私は稽古場にいてもほとんど出番は無く、振付の桜木さんが驚くべき実行力でナンバーをどんどん形にして行くのを、只々感心しながら見ていた。能力ある人たちの仕事振りに接するのは、何とも気持ちが良い。
桜木さん、キャストの皆さん、(それにピアニストの皆さんも)お疲れ様でした。
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