『貴婦人の訪問』通信
7月1日(水)
7月である。
6月はあまり梅雨の感じがしなかった。このまま夏になってしまうのだろうか。それとも、私が建物の中に籠りっぱなしで、梅雨空と遭遇していないだけなのか?
それはともかく、立ち稽古10日目。1幕8場~13場をおさらい。
今まで同様に、場面ごとに確認と調整をし、最後に8場~13場をつなげてみる。このブロックには「栄光のファンファーレ」や「贅沢しても」の様な、複雑で多人数のナンバーが無いので、昨日も今日も、さほど長時間の稽古にならずに済んでいる(ちょっと嬉しい)。
それにしても、1幕の幕切れは鮮烈である。
1幕ラスト(13場)のロケーションが「コンラーツヴァイラーの森」であることは昨日も触れた。ここは、アルフレッドとクレアにとっては特別な場所である。2人が若く、そして幸せだった日々を過ごした思い出の場所だからである。
その思い出の森で「愛の嵐」が歌われ、アルフレッドとクレアの心が大きく動く。そして迎える1幕の幕切れ……。
稽古を見ていらした服部プロデューサーが、「これで休憩に入ったら〈この後、2幕どうなるんだろう?〉って思いますよね」とおっしゃった。
思う、と思います。
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